まず初めに!今回の旅について
【寄港地紹介編】99万円で世界一周!?クルーズ船「PEACE BOAT」で大海原を渡る旅!_#33
前回のストーリーを読む!
大地の息吹を感じる!?北欧の大自然が作り出す絶景に感動!【ヨーロッパ編③】_#39
船旅を一時離脱して個人旅行へ(第二弾)!
早いもので、4月の横浜出港から2ヶ月弱が経過。
ヨーロッパ全50ヶ国中13ヶ国を巡る ”寄港地ラッシュ” もアイスランドで終了。次の寄港地ハミルトン(バミューダ)まで船は大西洋をひたすら南下するため、1週間の船上生活が始まります。
船内では、運動会・映画祭・音楽会などの特別なイベントが定期的に開催されるものの。デッキに出れば360°、海!非日常的なこの光景も今となっては日常で、船上生活には飽きつつあるのが正直なところ。
贅沢なことは百も承知ですが時間を持て余すことが確実なので、この1週間を利用して離脱旅(第二弾)を決行!
ピースボートでは、船を一時的に離れて個人旅行することを ”離脱” と呼びます。
いつ・どこ(寄港地)で下船して、再乗船するかを事前申請する必要がありますが、途中で船を離れるのは自由!(もちろん、その間の客室代などの返金はできません。)
離脱旅の経路 -travel alone②-
離)トロント(Toronto)/🇨🇦カナダ(Canada)
離)カンクン(Cancún)/🇲🇽メキシコ(Mexico)
離)ニューヨーク(New York)/🇺🇸アメリカ(USA)
離脱旅スケジュール
スケジュール(PEACE BOAT):
6/9 レイキャビク🇮🇸入港(下船日)
↓
6/17 ハミルトン🇧🇲入港(再乗船日)
スケジュール(離脱旅):
6/9 レイキャビク🇮🇸入港
→オプショナルツアー参加<レイキャビク泊>
↓
6/10 レイキャビク観光
→ でトロントへ <トロント泊>
↓
6/11 でカンクンへ <カンクン泊>
↓
6/12 セノーテ、チチェン・イッツァ観光 <カンクン泊>
↓
6/13 カンクン観光 <カンクン泊>
↓
6/14 でニューヨークへ <NY泊>
↓
6/15 ナイアガラの滝観光 <NY泊>
↓
6/16 ニューヨーク観光 <NY泊>
↓
6/17 でバミューダ🇧🇲へ
→ 船に戻りつつ、ハミルトン観光
今回の離脱旅も日本出国前から計画していたわけではありません。
ヨーロッパ ”寄港地ラッシュ” のさなかに思いつき、具体的に計画したのはタリン(エストニア)滞在時。
ちなみに船内にはWiFiが飛んでいますが、利用するためには「WiFiカード」の購入が必要で自由にインターネット接続できる環境にはありません。
前回同様、タリン(エストニア)での街歩き中に立ち寄ったカフェで無料WiFiに繋ぎ、交通機関や宿などの必要最低限を予約しておきました。
・航空券
①レイキャビク〜トロント〜カンクン
②カンクン〜ニューヨーク
③ニューヨーク〜バミューダ
→「Skyscanner」にて予約
・宿泊先(8泊分)
→「Booking.com」にて予約
【移動】レイキャビク → トロント
レイキャビク(Reykjavík)
Hlemmur Square(宿泊先)
↓ 空港シャトルバス(約45分)
ケプラヴィーク国際空港
空港コード:KEF
↓ (約5時間30分)
トロント(Toronto)
トロント・ピアソン国際空港
空港コード:YYZ
↓ UP Express(約30分)
ユニオン駅(Union)
↓ 徒歩(約30分)
Neill Wycik Hotel(宿泊先)
空港行きのシャトルバスは前日にオンラインで予約。たまたま宿泊先の目の前がバス停だったので、当日は楽々バスに乗って空港へ向かいましたが、チェックイン時にトラブル発生!
今回購入した航空券は、トロントで長時間(半日)乗り継ぎをしてからカンクンへ向かう便。
トロントでは空港泊を考えていたのでカナダ観光VISA「eTA」を申請しなかったのですが、乗り継ぎのみでも必要であることが発覚しました。
不幸中の幸い!”簡易版VISA” である「eTA」はオンライン完結なので、急いで空港のWiFiに繋いで申請したところ、手続きは約15分で完了!無事に出国することができました。
その結果、無理して空港泊する必要はもはやなくなったので、トロント到着後に宿を予約。
街中心部のユニオン駅まで移動して、ディナーを取り、夜景を見て、シャワーを浴びて、さっと寝て、起きて、半日前までいた空港へ。非効率極まりないですが、少しだけリフレッシュできたことがせめてもの救い。
【移動】トロント → カンクン
トロント(Toronto)
トロント・ピアソン国際空港
空港コード:YYZ
↓ (4時間30分)
カンクン(Cancun)
カンクン国際空港
空港コード:CUN
↓ 乗合バス
All Inclusive Arts Hotel(宿泊先)
PEACE BOATよりも一足先にやって来た中南米!しばらく北国にいたからか、常夏の太陽はかなり眩しく感じます。
ホテルが立ち並ぶ海沿いのリゾート地区ソナ・オテレラ(Zona Hotelera)の宿を予約したので、初日はとりあえず周辺をぶらり。
リゾート地区内のChac Mool Beachは、目の醒めるような鮮やかなエメラルドグリーン。メキシコ産の「コロナビール」を片手に波の音を聞けばもう、気分爽快!
とにかく波が強いビーチなので、泳ぐ際には注意が必要です。このビーチは何度か訪れましたが、その度に波に呑まれてライフセーバーに救出される人々を見かけました。
メキシコについて
首都:メキシコシティ(Mexico City)
時差:-15時間
-14時間(サマータイム時)
※メキシコには4つの時間帯があります
面積:約196万㎢ > 日本(約37万㎢)
人口:約1億2,601万人 > 日本(約1.24億人)
言語:スペイン語
通貨:メキシコ・ペソ($)
お国柄を表す!メキシコの国旗
緑、白、赤は、スペインから独立するときに掲げた「3つの保障」諸州の独立(緑)と宗教の純粋性(白)と諸民族の統一(赤)を表している。
出典:世界の国旗
メキシコ(カンクン)のベストシーズンは?
ベストシーズン:12月〜4月
オンシーズン :11月〜8月
今回の旅(2017年6月)= オンシーズン!
<6月のカンクン>
平均最高気温:31℃
平均最低気温:25℃
降水量:約140mm
<6月の東京>
平均最高気温:26℃
平均最低気温:18℃
降水量:約165mm
滞在2日目:セノーテ & チチェン・イッツァ
カンクン周辺の見どころといえば、”神秘の泉” セノーテと ”マヤ文明が残した遺跡” チチェン・イッツァですが、カンクン中心部からはかなり離れた場所にあります。
そこで、離脱旅(第一弾)と同様に今回もVELTRAを利用して「”神秘の泉” セノーテと ”マヤ遺跡” チチェン・イッツァを訪れるツアー(日本語)」に参加。
VELTRAとは?
→現地ツアーのオンライン予約サイト。オンライン完結であることが醍醐味。
現地で直接申し込むツアーに比べると少々割高ですが、日本出国前にオンラインで予約・支払をしておけば、後は現地で参加するだけ。
特に、数日程度の旅行で時間が十分にない場合にはとても効率的です。
申込締切日はツアーにより異なるので確認が必要ですが、だいたい催行日の2・3日前まで申し込みが可能です。(ちなみに、今回はレイキャビク出発前に申し込みました。)
宿にてピックアップ
↓
グラン・セノーテ(Gran Cenote)
↓
セノーテ・イキル(Cenote Ik Kil)
↓
ランチタイム(El Jardin)
↓
チチェン・イッツァ(Chichen Itza)
↓
宿にてドロップオフ
グラン・セノーテ
カンクン周辺にはセノーテが点在しますが、中でも最も有名なグラン・セノーテ(Gran Cenote)
セノーテとは?
→鍾乳洞のこと。洞窟の天井の一部が陥没した場所に地下水が溜まり、”天然の泉” としてマヤ時代には貴重な水源だったとされています。
シュノーケルを借りて、セノーテをしばし遊泳。洞窟の中にあるからか水はひんやりと冷たく、小さな魚やカメなども生息しています。
見ての通り、水の透明度が極めて高いグラン・セノーテ。透明過ぎて水の中にいるのを忘れてしまうなんてことはさすがにないですが、まるでミネラルウォーターの中を泳いでいるような気分。
数十メートル先まで優に見渡せるこの透明度から、太陽の光が水中に差し込むと ”光のカーテン” が現れることでも有名な場所です。
360°ストリートビュー:グラン・セノーテ
セノーテ・イキル
グラン・セノーテに次ぐ有名スポットセノーテ・イキル(Cenote Ik Kil)は、洞窟の天井がダイナミックに崩落しており全く異なる印象を受けますが、これもまたセノーテ。
階段を降りて水面から地上を見上げてみると、天井から差し込む光と垂れ下がる蔦が独特な世界観。
遊泳する時間もありましたが、グラン・セノーテと比べると透明度がかなり低いので、興味が薄れてしまったのが正直なところ。ちなみに水中はよく見えませんが、水深なんと約40m!
時間帯も悪かったのか、たくさんの人、人、人で、結局は泳がずじまいで終了しました。
360°ストリートビュー:セノーテ・イキル
【世界遺産】チチェン・イッツァ
セノーテ・イキルからは本当に目と鼻の先。
マヤ文明が残した遺跡、2012年の ”人類滅亡説” でも話題となった世界遺産チチェン・イッツァ(Chichen Itza)へ。
正式名称:古代都市チチェン-イッツァ
登録年 :1988年
遺産種別:文化遺産
敷地に入ると真っ先に目に入るのは、「カスティーヨ(El Castillo)」と呼ばれる遺跡メインのピラミッド。
頂上へと続く階段を数えると、1面につき91段×4面=364段。これに最上層を足すことで365段となります。
これは何かの数字と同じではないでしょうか?そう、カスティーヨは ”1年を表す暦” になっているのです。
実はこのカスティーヨ、春分・秋分の日没時には階段の側面に光が当たり、身をくねらせたヘビのシルエットが浮かび上がるように設計されています。マヤの人々はその光景を ”ククルカンの降臨” と呼んだそう。
ちなみにククルカンとは、”羽を持つヘビの姿をしたマヤの最高神”。そのため、ヘビのモチーフは遺跡の随所に見られます。
遺跡内にある ”聖なる泉” の水はかなり濁っていますが、これもセノーテ。
マヤ時代には神に生け贄を捧げる文化があり、その儀式として人間をこのセノーテに放り投げたり、また、生け贄の心臓を取り出してカスティーヨ頂上の祭壇に捧げたりもしていたそう。
神の存在はそれほどまでに偉大であったと考えられますが、信仰というものは時に残忍。
信仰そのものを否定する気はありませんが、あくまでも「人生に迷いが生じた時やつまずいた時に、道標になるような心の支え」的な存在であってほしいとしみじみ感じる今日この頃。
360°ストリートビュー:チチェン・イッツァ
滞在3日目:カンクン市内
滞在最終日は丸一日時間があったので、リゾート地区ソナ・オテレラの大通りからローカルバスに乗ってカンクン中心部へ。
正直あまり見どころはなく、28市場(Mercado 28)を少しうろついてから結局はリゾートに戻り、ビーチでコロナビールを片手にひたすらのんびりしてカンクン滞在は終了。
翌日は、宿のフロントで手配してもらった乗合バスで空港へ向かい、次なる目的地NYへ向かいます。
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