まず初めに!今回の旅について
【寄港地紹介編】99万円で世界一周!?クルーズ船「PEACE BOAT」で大海原を渡る旅!_#33
ヨーロッパ全50ヶ国中13ヶ国を巡る ”寄港地ラッシュ” 後は、アイスランドから離脱旅(第二弾)に出ていましたが、ピースボートはその間に以下の航路を辿っていました。
レイキャビク(Reykjavík)🇮🇸
↓
北極圏(Arctic Region)通過
↓
ニューファンドランド島沖(Newfoundland)遊覧
↓
ハミルトン(Hamilton)🇧🇲
ニューファンドランド島はカナダ東端に位置する島。
その沖合は氷山が多い海域として知られており、1912年にサウサンプトン(イギリス)〜ニューヨーク(アメリカ)を航海中だった豪華客船「タイタニック号」が沈没した悲劇の場所でもあります。
ちなみに、映画「タイタニック」では救助ボートの数が足りずにパニックに陥る光景が描かれていましたが、ピースボートには十分なボートが積まれており、いざという時のために定期的に避難訓練も行われます。
航路・寄港地 -Latin America-
No | 都市名 | 国名 |
18 | ハミルトン (Hamilton) | 🇧🇲バミューダ (Bermuda) |
19 | ラグアイラ (La Guaira) | 🇻🇪ベネズエラ (Venezuela) |
20 | クリストバル (Cristobal) | 🇵🇦パナマ (Panama)※ |
21 | コリント (Corinto) | 🇳🇮ニカラグア (Nicaragua)※ |
22 | アカフトラ (Acajutla) | 🇸🇻エルサルバドル (El Salvador) |
23 | プエルト・ケツァル (Puerto Quetzal) | 🇬🇹グアテマラ (Guatemala) |
18. ハミルトン ”見どころはピンク色のビーチ!?バミューダ諸島”
到着港:ハミルトン港
着港/出港:午前/夜
NYからバミューダには無事到着したものの、入国審査でトラブル発生!
入国カードに国内での宿泊先を「客船」と記入したところ、もれなく不審者扱いされてしまったのです。
事情を説明していると、隣のカウンターから聞こえてきたのは聞き慣れた言語。なんと!同じ便にピースボートのスタッフが搭乗しており、まったく同じ理由で足止めを食っていました。
それから、スタッフと一緒にいたのは、女優の東ちづる。ピースボートでは「水先案内人」と呼ばれる様々なキャリアを持つ方が一定期間乗船して講演会やワークショップを開くのですが、バミューダから乗船する水先案内人が彼女だったようです。
結局すぐに入国許可はおり、スタッフがいる = 船が入港しているのは明らかなので一安心!空港からはタクシーに乗って、島の反対側に位置するハミルトン港へ。
バミューダと聞くと浮かぶのはおそらく、怪奇現象「バミューダ・トライアングル」
バミューダ・トライアングルとは?
→フロリダ半島・プエルトリコ・バミューダ諸島を結んだ三角形の海域。船舶や飛行機が何の痕跡も残さず消息を絶つことで知られ、多くは既に原因が解明されているものの、いまだに解明されないケースも存在するそう。
ただ、実際のバミューダはそんなミステリアスな響きからは程遠く、可愛いパステルカラーの建物が並ぶ常夏の島です。
同時に桁外れの大豪邸も多く、海岸沿いにプライベートヨットが停泊していることもしばしば。
常夏の島だけあり綺麗なビーチが多いですが、ピンクサンドビーチと呼ばれる ”砂浜がピンク色” の一風変わったビーチも存在するバミューダ。
ピンクサンドビーチは複数ありますが、その中からエルボービーチ(Elbow Beach)へ行ってみました。
ちなみに、島メインの公共交通機関は路線バス。ハミルトン港近くのバスターミナル(ハミルトン)からは四方八方にバスが出ており、大抵の観光スポットはバスに乗って向かうことが可能です。
こちらが噂のピンクサンドビーチ。
最初にパッと頭に浮かんだのが割と濃いめのピンクだったので、思ったよりピンクじゃないかも?が正直な感想でしたが、確かに普通のビーチとは違う薄ピンク色!
ちなみにピンク色に見える理由は、ピンクの珊瑚礁の欠片が堆積された砂浜だからだそう。
バミューダはイギリスの海外領土ですが、通貨はバミューダ・ドルが使用されており、アメリカドルと常に等価なので、1 BMD = 1 USD となります。
また、ひと昔前に日本でも流行した「バミューダパンツ」と呼ばれるハーフパンツの発祥地。バミューダでは正装として扱われるので、私たちがスーツを着る感覚で ”ビシッと” ハーフパンツを履きこなす文化があります。
バミューダについて
首都:ハミルトン(Hamilton)
時差:-13時間
-12時間(サマータイム時)
面積:約53㎢ < 日本(約37万㎢)
人口:約6.5万人 < 日本(約1.2億人)
言語:英語、ポルトガル語
通貨:バミューダ・ドル(BD$)
お国柄を表す!バミューダの国旗
19. ラグアイラ ”桁違いのハイパーインフレに直面する国 ベネズエラ”
到着港:ラグアイラ港
着港/出港:午前/夜
離脱旅で一足先にメキシコへ行きましたが、ピースボートはいよいよ中南米に突入!
船のデッキから見える景色は、今までの国々とは異なる雰囲気。
家が所狭しと並ぶ山沿いの地域は「スラム街」と呼ばれる著しく治安が悪い地域といわれており、山の向こう側には首都カラカスの街が広がります。
ベネズエラに寄港したのは2017年6月でしたが、治安の関係上、ピースボートからは自由行動の範囲を制限されました。
オプショナルツアーに参加しない場合、ラグアイラを越えて他の町へ移動することは禁止されたため、港に止まっていたチャーターカーに乗って近くのビーチ(Balneario Macuto)でゆっくりすることに。
水の透き通ったビーチには、海水浴を楽しむ地元民がちらほら。
本来は海外からの観光客が訪れる場所ではないからか、「どこから来たの?」と物珍しそうに訪ねてくる人もいたりと陽気でフレンドリーな人が多く、この近辺に危険な印象は特別受けませんでした。
今回、行動範囲を制限された理由は「ハイパーインフレーション」による治安の悪化。
ベネズエラは ”世界屈指の原油埋蔵国” として資源が豊富な国ですが、それが故に原油の輸出に依存し過ぎてしまい、シェールショックなどによる原油価格暴落とともに経済が悪化。ボリバル・ソベラノ(ベネズエラの通貨)は信用を失い、ハイパーインフレが引き起こされる結果となりました。
2019年1月時点で、インフレ率は268万%!(100円で買えたものが268万円となる世界)
紙幣はもはや紙切れ同然。国民の収入は激減し、生活必需品を買うことさえも不可能となり、強盗・略奪の頻発で国内の治安も悪化して、多くの人々が ”生きるために” 海外へ逃げ出さざるを得なくなってしまったのです。
ただし、これはボリバル・ソベラノの価値の話。他の通貨から見れば、ものの価値は変わらないので、例えばドル建てで資産を保有している、海外から送金してもらうなどして、インフレの影響を受けずに今まで通りの生活を送れている人々もいるようです。
ベネズエラについて
首都:カラカス(Caracas)
時差:-13時間/サマータイムなし
面積:約91.2万㎢ > 日本(約37万㎢)
人口:約2,795万人 < 日本(約1.2億人)
言語:スペイン語
通貨:ボリバル・ソベラノ(Bs.S)
お国柄を表す!ベネズエラの国旗
エクアドル、コロンビアなどと大コロンビア共和国を結成するつもりだったので、それらの国旗とよく似ている。
出典:世界の国旗
黄色は鉱物資源を、青色はカリブ海を、赤色は革命兵士の血を表し、左上に国章が配されている。
2006年、デザインの一部が変更され、独立時の州の数を表す中央部の星が7つから8つに(グアヤナ地域を加えた)、国章に描かれている馬の進行方向が右から左に変わった。
ベネズエラのベストシーズンは?
Best!:11月〜4月
Good:1年中
今回の旅(2017年6月)= オンシーズン!
<6月のベネズエラ>
平均最高気温:26℃
平均最低気温:20℃
降水量:約135mm
<6月の東京>
平均最高気温:26℃
平均最低気温:18℃
降水量:約165mm
20. クリストバル
到着港:クリストバル港
着港/出港:午前/午後
ベネズエラと同じく行動範囲の制限があり、滞在時間も短かったので港近辺をぶらりとして終了。
出港後は、カリブ海から太平洋へ抜けるため、”世界三大運河” のひとつであるパナマ運河(Panama Canal)を通過します。
パナマを縦断するように作られた運河の最高地点は海抜26m。この高低差を克服するために必要となる巨大な「水門」が、パナマ運河の最大の特徴です。
水門の仕組み:
1. 門①と門②の間に船が入る
門① /門②
2. 門①を閉じ、水を増やして水位を上げる
//
門①//門②
3. 門②を開き、船が進む
/
門①/ 門②
4. 門②と門③の間に船が入る
/
門② /門③
5. 門②を閉じ、水を減らして水位を下げる
門②//門③
6. 門③を開き、船が進む
門②/ 門③
・ガトゥン閘門(Esclusas de Gatun)
・ペドロ・ミゲル閘門(Esclusa de Pedro Miguel)
・ミラフローレス閘門(Esclusas de Miraflores)
水門はこの3ヶ所に設置されており、開閉して少しずつ前へ進むため、約80kmの運河を通過するのに費やす時間は丸1日!
それでも、パナマ運河が存在しなければ南米アルゼンチン・チリ沖まで迂回しなければならないため、大いなる ”時短” となるのです。
パナマについて
首都:パナマシティ(Panama City)
時差:-14時間/サマータイムなし
面積:約7.5万㎢ < 日本(約37万㎢)
人口:約422万人 < 日本(約1.2億人)
言語:スペイン語
通貨:バルボア(B/)
※自国通貨は無く、名称を「バルボア」としてアメリカドルをそのまま使用
お国柄を表す!パナマの国旗
アメリカの星条旗を手本にして作られた。2大政党の共和派を赤で、保守派を青で、白は両者間の平和を表している。
出典:世界の国旗
また、青い星は潔白と正直を、赤い星は権威と法を表している。
パナマのベストシーズンは?
Best!:1月〜3月
Good:12月〜4月
今回の旅(2017年6月)= オフシーズン(雨季)
<6月のパナマ>
平均最高気温:34℃
平均最低気温:21℃
降水量:約235mm
<6月の東京>
平均最高気温:26℃
平均最低気温:18℃
降水量:約165mm
21. コリント
到着港:コリント港
着港/出港:午前/夜
着港が大幅に遅れたことにより、滞在時間はわずか2、3時間。オプショナルツアーも全てキャンセルとなったため、選択肢は港近辺の町をぶらりとするのみ。
ピースボートはこの港を何度も訪れているらしく、着港早々、町民が民族舞踊や音楽で出迎えてくれたりとウェルカムモード!
コリントは約1km四方の非常に小さな町なので、約1,000人の日本人が一斉に放たれた現象は非常にシュールでしたが、小さな商店や公園に露店を出していたコリント町民にとっては、たとえ数時間でも類い稀なる稼ぎ時だったに違いありません。
ニカラグアについて
首都:マナグア(Managua)
時差:-15時間/サマータイムなし
面積:約13万㎢ < 日本(約37万㎢)
人口:約647万人 < 日本(約1.2億人)
言語:スペイン語
通貨:ニカラグア・コルドバ(C$)
お国柄を表す!ニカラグアの国旗
1823~38年、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス等の国と中央アメリカ連邦を形成していたこともあり、国旗のデザイン(青と白のストライプ)が似ている。
出典:世界の国旗
青は海を、白は正義を表している。
中央の紋章(国章)には、連邦を形成していた5つの国を表す5つの山と虹、そして外国からの開放を象徴する「フリジア帽(自由の帽子)」が描かれている。
ニカラグアのベストシーズンは?
Best!:12月〜1月
Good:11月〜4月
今回の旅(2017年6月)= オフシーズン(雨季)
<6月のニカラグア>
平均最高気温:31℃
平均最低気温:23℃
降水量:約315mm
<6月の東京>
平均最高気温:26℃
平均最低気温:18℃
降水量:約165mm
22. アカフトラ ”エルサルバドルでハイキング!”
到着港:アカフトラ港
着港/出港:午後/夜(翌日)
行動範囲の制限が無かったので、港からチャーターカーを利用してアカフトラの有名な火山へハイキングへ行くことに。
港から登山口までは車で約1時間。一日チャーターをしたのでドライバーには登山口の駐車場で待機してもらい、頂上まで往復約2時間のハイキングへ出発!
その火山とは、ボルカン・デ・サンタ・アナ(Volcán de Santa Ana)
サンタ・アナの目の前には、もうひとつの火山ボルカン・デ・イサルコ(Volcan de Izalco)が佇み、雪を被せたら富士山と見間違えるほどに左右対称の綺麗なシルエット。
緑もあり、遠くには湖も見えたりと道中の景色はとても美しいのですが、山道は整備されていない箇所が多々あるので歩く際には注意が必要です。
私は油断して転倒!擦り傷程度で済んだので良かったのですが、転倒する場所によっては命取りになりかねません。
サンタ・アナは2,400m級(富士山の5合目程の標高)の山なので酸素は薄くありませんが、山頂は遥か雲の上!
半ばノリで向かったハイキングでしたが、結果的に見応えのある絶景を堪能できて大満足!
山頂から見える火口湖は、異様なほどに若草色。そして、立ち上る湯気がその熱さを物語ります。
ちなみに柵などは一切無いので、縁から転落したらもはや蟻地獄!自己責任で十分に気をつける必要はありますが、このワイルドさは日本では経験できない南米の良さだったり。
今回は個人的に訪れましたが、オプショナルツアーも催行されていたためピースボートの乗客を多く見かけました。「エルサルバドルでハイキングツアー」はおすすめです。
エルサルバドルについて
首都:サンサルバドル(San Salvador)
時差:-15時間/サマータイムなし
面積:約2.1万㎢ < 日本(約37万㎢)
人口:約664万人 < 日本(約1.2億人)
言語:スペイン語
通貨:米ドル($)
お国柄を表す!エルサルバドルの国旗
1823~38年、グアテマラ、 ニカラグア、 ホンジュラス等の国と中央アメリカ連邦を形成していたこともあり、国旗のデザイン(青と白のストライプ)が似ている。
出典:世界の国旗
青は太平洋とカリブ海を、白は平和を表している。
国章には、連邦を形成していた5つの国を表す5つの山と虹、そして外国からの開放を象徴する「フリジア帽(自由の帽子)」が描かれている。
エルサルバドルのベストシーズンは?
Best!:11月〜4月
Good:11月〜5月
今回の旅(2017年6月)= オフシーズン(雨季)
<6月のエルサルバドル>
平均最高気温:27℃
平均最低気温:21℃
降水量:約310mm
<6月の東京>
平均最高気温:26℃
平均最低気温:18℃
降水量:約165mm
23. プエルト・ケツァル ”治安が悪さに要注意!グアテマラ”
到着港:プエルト・ケツァル港
着港/出港:午前/夜
行動範囲の制限が無かったので、今回も港から車をチャーターして首都グアテマラシティへ向かうことに。(中南米は交通機関が発達していないので、自由行動にはチャーターカーが必須です。)
実は、プエルト・ケツァルは日本出国時には予定に無かった寄港地。
船の遅延により、
・ラグアイラ(ベネズエラ):2日 → 1日
・コリント(ニカラグア):2、3時間
と滞在時間が極端に減ってしまったことから急遽追加されました。
ちなみに遅延の原因ですが、105日間の長旅なので、航海中に急病患者が出るなどして近くの港へ向かうために航路が多少変更になることもありましたが、それでもバミューダまでは予定通りに寄港。
しかしながら、中南米に入ってからは船の給油作業が大幅に遅れるなど、開発途上国によくあるサービスの遅延が致命的となりました。
グアテマラシティに向かう途中のビューポイント。
遠くに見える2つの山は、「ボルカン・デ・フエゴ(Volcán de Fuego)」「ボルカン・デ・アカテナンゴ(Volcan de Acatenango)」と呼ばれる火山。
ちなみに、ボルカンとはスペイン語で「火山」を意味する言葉で、英語(Volcano)とよく似ています。スペイン語はポルトガル語やイタリア語に近い言語とされていますが、こうして英語と酷似した単語も多く存在します。
グアテマラシティの中心部は、プラザ(広場)を中心にして街が広がる中南米ならではの造り。
中南米諸国はキリスト教徒が多いので、広場からは立派なメトロポリタン大聖堂(Metropolitan Cathedral)が見えたり。
国家文化宮殿(National Palace of Culture)も見えたり。色がかなり燻んで見えますが、グリーンの外壁は「グアテマラ産の石灰岩」を使用して作られたそう。
”治安がかなり悪い” と噂のグアテマラシティ。
中南米屈指の大都市で、麻薬密売やギャング抗争が日常的に起きていたりと犯罪に巻き込まれる確率が高い地域であるとされています。
街中はというと。道が広くてゴミも落ちておらず割と綺麗なのですが、なぜか薄暗い印象を受けてしまう街。それでも、街中を普通に歩くだけでは特別危険な感じはありません。
実際のところ、それはどこの中南米諸国でも同じように思います。
”危険” と一口に言えども、街を少しでもうろつけば犯罪に出くわすわけではなく、あくまで危険に出くわすリスクが高い!ということ。
「人通りのない道は避ける」、「高価なものは身につけない」、「お金やカードは分散して持つ」などのリスク回避のための対策を行い、心して旅をしましょう。
ちなみに、ピースボート乗船の翌年には南米旅をしており、以下でも説明しています。
グアテマラについて
首都:グアテマラシティ(Guatemala City)
時差:-15時間/サマータイムなし
面積:約10.8万㎢ < 日本(約37万㎢)
人口:約1,660万人 < 日本(約1.2億人)
言語:スペイン語
通貨:ケツァル(Q)
お国柄を表す!グアテマラの国旗
1823~38年、エルサルバドル、ニカラグア、ホンジュラス等の国と中央アメリカ連邦を形成していたこともあり、国旗のデザイン(青と白のストライプ)が似ている。
出典:世界の国旗
両側の青は太平洋とカリブ海を、白は平和への願いを表している。
中央の紋章(国章)に描かれている尾が長い鳥はケツァールといい、飼育が難しく、誰にも飼うことができない(支配されない)「自由の鳥」として大切にされている。巻物には「1821年9月15日独立」と表記
グアテマラのベストシーズンは?
Best!:12月〜4月
Good:10月〜5月
今回の旅(2017年6月)= オフシーズン(雨季)
<6月のグアテマラ>
平均最高気温:25℃
平均最低気温:16℃
降水量:約250mm
<6月の東京>
平均最高気温:26℃
平均最低気温:18℃
降水量:約165mm
中南米を訪れて思うこと
実際に訪れたのはほんの一部の国ですが、ヨーロッパから中南米を訪れるとまず目に入るのはやはり貧困。
世界には ”桁違いの裕福な人” がいる一方で、”絶えず貧困に苦しむ人” も多く存在することを再認識させられます。
治安が悪いとされるのも結局は貧困が根底にあるから。生きるのに十分なお金があればわざわざ犯罪に手を染める理由もないので、「生きるために犯さざるを得ない」現実があるのです。
「人間を幸福にするものとは?」
”世界幸福度ランキング” の上位国であるフィンランドを訪れた際に頭をよぎった件ですが、「困った時に救いの手がある」「一度間違えてもやり直せる」ことは、やはり人生において重要であると実感。
それと同時に、自分が持ち合わせているものに満足するのも大切なこと。それでも人間とは欲深く、次から次へと不平不満が出てきてしまうのですが。
「世界を見ることは、己を見ること」
見慣れた世界にばかりいては、視野は狭くなりがちです。旅に出ることは、自分の置かれている環境、振る舞いや考え方、愚かささえも見つめ直すきっかけにもなり得ると、しみじみ感じた中南米滞在でした。
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