【マラス塩田】山奥に塩がある!?標高3,400mの真っ白な棚田を訪ねる日帰りツアーに参加_#04

 

【Check!】マラス塩田

クスコから車で約1時間半。

アンデス山脈(標高3,400m付近)の山道を進んだ先に突如現れるのは、”真っ白な塩の棚田” マラス塩田(Salineras de Maras)

雨季開け間もない4月中旬。

雨が降ることで塩田に土砂が混ざり込んでしまうため、”一面真っ白” な光景を見るには少し早過ぎましたが、3,000を超える塩田が広がる光景は圧巻!十分に見応えがありました。

マラスの塩田では、インカ帝国以前から続く伝統的な方法で塩の生産が盛んに行われており、塩の天日干し作業をする現地の方がちらほらと見られます。

それにしても海から遠く離れた山奥に、なぜこんなに大量の塩があるのでしょうか?

とてもざっくりと説明すると、「地殻変動による隆起でアンデス山脈が作られた際に、海底が一緒に押し上げられて岩塩層ができ、そこに湧く水(塩水)を塩田に引いてきている」から。

ちなみに、あの ”天空の鏡” で有名なウユニ塩湖も同じように地殻変動による隆起で作られたそうです。

公共交通機関でマラス塩田へ行く方法

How to go

クスコ(コレクティーボ乗り場)
  ↓  コレクティーボ
ウルバンバ(Urubamba)
  ↓  タクシー
マラス(Maras)
  ↓  徒歩(約4km/約1時間)
マラス塩田(Salineras de Maras)


NOTE
・コレクティーボとは?
 →同じ方面へ向かう乗客が一定数集まると出発する乗合バス

以上の行程で向かうことは可能ですが、コレクティーボは乗客が集まるまでに1時間近くかかることもざらで、運賃は安いものの、時間が読めないことが少々不便な点。

それからウルバンバでタクシーを拾ったり、帰りも同じ行程を踏むことを考えると時間は相当かかります。

効率を考えるのであれば、滞在時間や行動は制限されますが、現地ツアーに参加してしまうのがおすすめです。

日帰りツアー:マラス塩田 & モライ遺跡

クスコのアルマス広場周辺にはツアー代理店が点在しています。

また、広場内で勧誘するスタッフも多く見られるので、日帰りツアーの申し込みはそう難しくありません。

Tour Schedule

ツアー代理店前(アルマス広場内)集合
   ↓  ツアーバス
 チンチェロ(Chinchero)
   ↓
 機織場(Artisanal Textiles Workshop)
   ↓
 マラス塩田(Salineras de Maras)
   ↓
 モライ遺跡(Moray)
   ↓
クスコ市街(アルマス広場まで徒歩圏内)解散

基本的にマラス塩田を訪れるツアーは、近郊の ”謎の円形遺跡” として知られる「モライ遺跡」もセットになっているものがほとんど。

正直、この場所にはあまり心惹かれなかったのでツアー申込時に相談したところ、入場料は当日の支払い(ツアー代には含まれず)のため、外で待つことも可能とのことでした。

当日はガイドにその旨を伝えて、モライ遺跡の駐車場のベンチでひとり待機。海外のツアーは割とフレキシブルなので、煩わしくない要望であればすんなりと受け入れてくれます。

サステナブルなアンデスの民族衣装

ツアーの恒例行事といえば土産物店の訪問。

今回のツアーでも道途中にあるチンチェロ村の土産物店に立ち寄りますが、そこには機織場が隣接されており、自由に見学することができます。

まさに機織り中のお姉さん。満面の笑みもさることながら、気になるのはその民族衣装!

アンデスの民族衣装の特徴は、”目の覚めるようなビビットな色とユニークな柄" で、女子ウケの良い可愛さがあります。

クスコやマチュピチュ周辺の観光地には土産物店が至る所に並んでいますが、どの店にも見られるのは ”アルパカの毛を使用したセーター” などの衣類。

柔らかくて肌触りも着心地も良いセーターですが、割と安価で購入できます。

この機織場では「アルパカの毛を染色するデモンストレーション」が行われており、薬品を使用せず、植物や野菜を調合した天然染料であらゆる色に染められる様子を見学。

エコでおしゃれ!まさに、昨今話題にあがる ”サステナブル” なアンデスの民族衣装。

土産物店の訪問にはあまり興味を示すことのない私ですが、この機織場は中々興味深く、来て良かったと思える場所でした。

  360°ストリートビュー:マラス塩田

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-1_ペルー

   2019/05/10  

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