まず初めに!今回の旅について
【寄港地紹介編】99万円で世界一周!?クルーズ船「PEACE BOAT」で大海原を渡る旅!_#33
船内での日常生活
横浜出港の翌日、神戸港で西日本からの参加者が乗船したら、最初の寄港地シンガポールまでは約1週間の船内生活が始まります。
船内の共同スペースでは朝から夜までイベントが開催され、毎日配布される「船内新聞」に場所や時間が掲載されているので、興味があれば自由に参加可能。
もちろんイベントに参加する以外にも過ごし方は様々あります。
船内での過ごし方:
・イベントに参加
・NPO関連の題材を用いたイベント
・水先案内人によるイベント
・軽いスポーツやダンス教室
・簡単な英会話教室など
・英会話教室(有料)に通う
・娯楽スペースで麻雀、将棋、囲碁などを楽しむ
・楽器(自身で持ち込むギターなど)を弾く
・ジムで汗を流す
・プール、ジャグジーでリラックス
・デッキに出てのんびり
<NOTE>
水先案内人とは?
→今後の寄港地にゆかりのある人物。一定期間乗船して、講演会やワークショップを開催する。(本来の意味での水先案内人は、港湾や河川などの狭い水路の通航時に、船に乗り込んで安全に運航できるように操縦を指示する人のこと。)
他にも、部屋に備え付けのテレビでは(今後の寄港地にゆかりのある)朝ドラや映画が放映されることもあるので、テレビを見ながら部屋でのんびりするのもあり。
360°、海!
最初は寝ても覚めても海の上にいることが不思議な感覚でしたが、数日もすれば完全に慣れてしまうのが正直なところ。
それでも、場所や天候によって海の色は不思議なほどに異なり、まったく違う印象を受けます。
今回の旅では太平洋・インド洋・大西洋を始め、紅海、地中海・カリブ海など複数の海を渡りましたが、デッキに出ればいつでも大海原を存分に堪能できてしまうのは船旅ならでは!
他にも、赤道付近では太陽が頭の真上を通ることで ”影がなくなる日” があったり。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」でも描かれた、水平線に沈む瞬間に太陽が緑色に光る現象 ”グリーンフラッシュ” が出現したり。
そして時には、真っ青な大海原を泳ぐイルカに遭遇することも!
航路・寄港地 -Asia-
1. シンガポール(Singapore)/🇸🇬
2. プーケット(Phuket)/🇹🇭タイ(Thailand)
3. コロンボ(Colombo)/🇱🇰スリランカ(Sri Lanka)
1. シンガポール ”サンスクリット語でライオンの町”
到着港:シンガポール港
着港/出港:午前/夜
記念すべき最初の寄港地!シンガポールは、東京23区ほどの小さな国。
港直結の地下鉄に乗って向かう先は、見所が詰まるダウンタウン・コア(Downtown Core)
シンガポールのランドマークといえばマーライオン(Merlion)
よく見ると顔はライオン、体は人魚。波乗りしながら元気に水を吐いております。
ちなみに、シンガポールという国名はインドを中心に話される「サンスクリット語」で ”ライオンの町” を意味するそう。
”世界三大がっかり” の不名誉を手にしているマーライオンですが、近くで見ると思いのほかダイナミックな像!
あまり期待していなかったからか、がっかりというほどでもないのが正直な感想です。
ちなみにマーライオンの背中越しから写真を撮ると、シンガポールのもうひとつのランドマークであるマリーナベイ・サンズ(Marina Bay Sands)が同時に写真に収まります。
マリーナベイ・サンズの裏手にはガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)と呼ばれる植物園があり、夜には幻想的にライトアップされた光景を楽しめます。
赤道直下で海も近いので、とにかく蒸し暑いシンガポール。
地図上ではとても小さな国ですが、街中には高層ビルが所狭しと立ち並び、世界における経済の中心地でもあります。
ゴミを落とそうものなら罰金が課せれ、ガムは持ち込むだけで罰金!それゆえに、日本よりも遥かに綺麗なシンガポールの街中。
ストイックさが功を奏してか、”世界で一番安全な国” ともいわれています。
シンガポールについて
首都:シンガポール(Singapore)
時差:-1時間/サマータイムなし
面積:約720㎢ < 日本(約37万㎢)
人口:約569万人 < 日本(約1.2億人)
言語:英語、マレー語、タミル語
通貨:シンガポール・ドル(S€)
お国柄を表す!シンガポールの国旗
赤はすべての国民と人類の平等を、白は純粋性を、5つの星は自由、平和、進歩、平等、公正を、三日月は5つの星が理想に向かって進むことを、つまり国の発展を表している。
出典:世界の国旗
シンガポールのベストシーズンは?
ベストシーズン:4月〜8月
オンシーズン :1月〜10月
今回の旅(2017年4月)= ベストシーズン!
<4月のシンガポール>
平均最高気温:32℃
平均最低気温:24℃
降水量:約140mm
<4月の東京>
平均最高気温:19℃
平均最低気温:9℃
降水量:約130mm
2. プーケット ※
まさかの体調不良で、1日船の上。
レオナルド・ディカプリオ主演映画「ザ・ビーチ」の舞台となったピピ島(Phi Phi island)を訪れるオプショナルツアーに参加予定でしたが断念。
船内で体調不良に陥ったら
医務室があり医師も乗船しているので、診療を受けることが可能。
深刻な病気や怪我の場合は寄港地から病院に搬送されることになりますが、一般的な風邪や体調不良であれば、医務室で薬も処方してもらえます。
もちろん医療費は別途請求され、99万円には含まれません。
ちょっとした体調不良の診療であれば、費用は数千円。船上で一度全額を支払う必要がありますが、帰国後に保険会社に申請すれば一部が還付されることもあります。(ちなみに、乗船には海外旅行保険の加入が必須です)
タイについて
首都:バンコク(Bangkok)
時差:-2時間/サマータイムなし
面積:約51.4万㎢ > 日本(約37万㎢)
人口:約6,641万人 < 日本(約1.2億人)
言語:タイ語
通貨:バーツ(฿)
お国柄を表す!タイの国旗
この国旗になる前は赤地にこの国のシンボルである白い象が画かれていたが、1910年に起こった国旗逆掲揚事件(国王のラーマ6世が洪水で被害を受けた地域を視察していた際、国旗が逆さまに掲揚されていた)をきっかけに、1917年、上下左右相称のトライロンガとよばれる3色旗が制定された。白は白象の代わりで、赤は国民、青はチャクリ王朝を表している。
出典:世界の国旗
ちなみに、象を描くのが難しいので簡単にしたという説もある。
タイ(プーケット)のベストシーズンは?
ベストシーズン:12月〜3月
オンシーズン :11月〜4月
今回の旅(2017年4月)= オンシーズン!
<4月のプーケット>
平均最高気温:32℃
平均最低気温:25℃
降水量:約160mm
<4月の東京>
平均最高気温:19℃
平均最低気温:9℃
降水量:約130mm
3. コロンボ ”シンハラ人が大多数!獅子の島スリランカ”
到着地:コロンボ港
着港/出港:午前/夜
スリランカの旧国名 = セイロン
この言葉から真っ先に思い付くものといえば「セイロンティー」かと思いますが、その通り。
紅茶が有名な国ということで、港からトゥクトゥクに乗ってまずはヒルトン・コロンボ(Hilton Colombo)でアフタヌーン・ティーから始めることに。
5つ星ホテルですが、宿泊客でなくてもロビーに併設されたカフェには自由に出入り可能。そもそも物価が安い国なので、値段も比較的安価です。
優雅なアフタヌーン・ティータイムの後は、マハー・ラジャ・ヴィハーラ(Kelaniya Raja Maha Viharaya)へ。
敷地内では外国人であっても靴を脱ぎ、裸足で巡る必要があるほどに由緒ある寺院です。
スリランカの国旗にも描かれている獅子。
シンハラ人が大多数を占めるこの島は、かつては ”獅子の島” と呼ばれていたといいます。その理由は、シンハラ(Sinhala)のシンハは「獅子」を意味するからだとか。
となると、映画「ライオンキング」の主人公シンバ(Simba)のネーミングにも納得です。
車やトゥクトゥク、バイクがやたらとクラクションを鳴らしながら走り抜けるコロンボの街は、雑多な雰囲気。
舗装されていないデコボコ道や、数多く見られる建設途中のビル。そして、色とりどりの民族衣装サリーを身に纏う女性たち。
まさに、開発途上の国。
ただ、騒々しい雰囲気とは裏腹に、夕暮れ時の海岸沿いには平和な時も流れています。
スリランカについて
首都:スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ(Sri Jayawardenepura Kotte)
時差:-3時間30分/サマータイムなし
面積:約6.5万㎢ < 日本(約37万㎢)
人口:約2,103万人 < 日本(約1.2億人)
言語:シンハラ語、タミル語、英語
通貨:スリランカ・ルピー(Rs)
お国柄を表す!スリランカの国旗
緑はイスラム教を、オレンジ(サフラン色)はヒンズー教を表している。
出典:世界の国旗
剣を持つライオンは、この国のシンハラ王朝以来のシンボル。
四隅の葉は菩提樹で、この国の70%をしめる仏教徒を表している。
スリランカ(コロンボ)のベストシーズンは?
ベストシーズン:1月〜2月
オンシーズン :12月〜3月、7月〜8月
今回の旅(2017年4月)= オフシーズン(乾季・雨季の境目)
<4月のコロンボ>
平均最高気温:32℃
平均最低気温:25℃
降水量:約245mm
<4月の東京>
平均最高気温:19℃
平均最低気温:9℃
降水量:約130mm
旅に出るならこちらもチェック!快適な旅を実現しませんか?