まず初めに!今回の旅について
【ルート紹介】1ヶ月半で南米4ヶ国を巡る!”死ぬまでに見たい絶景”を追う女子ひとり旅_#0
前回のストーリーを読む!
【マチュピチュ】大人気の世界遺産は思ったよりも空いていた!?混雑を避ける狙い目は?_#07
【移動】アグアス・カリエンテス → クスコ
アグアス・カリエンテス(Aguas Calientes)
マチュピチュ駅
↓ 列車(4時間)
・会社:PERU RAIL
・運賃:US$ 90(S/ 300)
オリャンタイタンボ駅
↓ シャトルバス
クスコ(Cusco)
ワンチャック駅
↓ 徒歩
Kokopelli Hostel Cusco(宿泊先)
NOTE
・宿泊先は「Booking.com」にて予約
マチュピチュ遺跡を訪問した翌日は、マチュピチュ駅から列車に乗ってオリャンタイタンボ駅へ。
行きの列車(夜間)は辺りが暗くて何も見えなかったのですが、帰りは日中の列車だったので、車窓からは ”聖なる谷” ウルバンバ谷を流れる川沿いの風景を楽しめました。
オリャンタイタンボ駅からは「PERU RAIL」が手配するバスに乗り換えてクスコへ。
バスはワンチャック駅前(アルマス広場(クスコ中心部)まで徒歩圏内)に停車するので、徒歩で宿へ戻って1泊したら、翌日はチチカカ湖の畔りの町プーノへ向かいます。
クスコ ⇄ マチュピチュ村の移動手段
① 列車で直行
クスコ〜オリャンタイタンボ経由〜マチュピチュ
※雨季のクスコ〜オリャンタイタンボは通行が難しいため、鉄道会社が手配するバスで移動
② コレクティーボ + 列車
クスコ〜オリャンタイタンボ → コレクティーボ
オリャンタイタンボ〜マチュピチュ → 列車
NOTE
・コレクティーボとは?
→同じ方面へ向かう乗客が一定数集まると出発する乗合バス
列車について
鉄道会社:
・ペルーレイル(PERU RAIL)
・インカレイル(INCA RAIL)
チケット購入方法:
・Webサイトでオンライン購入
・鉄道会社の店舗(クスコ市内)で購入
・ペルーレイル(Plaza de Armas)
・ペルーレイル(Av. El Sol)
・インカレイル(Plaza de Armas)
時刻表/ 運賃:↑クリック>BOOK NOW
座席ランク:
・ハイラム・ビンガム(Hiram Bingham)
→豪華列車
・ビスタドーム(Vistadome)
→手頃価格で団体ツアー客が多い
・エクスペディション(Expedition)
→通称バックパッカー号 = 安い
今回の旅では、以下の条件でチケットを購入。
行き:②コレクティーボ + 列車
帰り:①列車で直行
・鉄道会社:ペルーレイル
・チケット:Webサイトで購入
・座席:エクスペディション
【移動】クスコ → プーノ
クスコ(Cusco)
Cruz Del Sur(クスコ)
↓ 長距離バス(6時間30分) Map参照↓
・会社:Cruz Del Sur
・運賃:S/ 65
プーノ(Puno)
バスターミナル(プーノ)
↓ 送迎サービス
Suites Antonios(宿泊先)
NOTE
・長距離バスは「Cruz Del Sur」にて予約
・宿泊先は「Booking.com」にて予約
プーノにはすべてのバスが発着する巨大なバスターミナルがひとつありますが、町の中心部からは1〜2km離れています。
歩けないこともないですが、予約した宿には無料送迎サービスがあったので、到着時間を事前に伝えてターミナルまで迎えに来てもらいました。
プーノの標高はクスコを遥かに超える約3,800m。
クスコで高地入りしてから1週間が経ち、最初は歩くだけで息切れしていましたが、標高の高さはもうさほど気にならなくなりました。
恐るべし、人間の順応能力。
プーノのベストシーズンは?
Best!:5月〜9月
Good:4月〜10月
今回の旅(2018年4月)= オンシーズン!
<4月のプーノ>
平均最高気温:14℃
平均最低気温:4℃
降水量:約40mm
<4月の東京>
平均最高気温:19℃
平均最低気温:9℃
降水量:約130mm
【Check!】チチカカ湖(ウロス島)
クスコの街からバスに乗ってプーノに入ると、まず視界に飛び込むのは真っ青なチチカカ湖(Titicaca)
ペルーとボリビアの2ヶ国間にまたがり、(船が行き来可能な湖の中で)”世界で一番高い場所にある湖” とされています。
そんなチチカカ湖の見どころは、トトラ(葦)を浮かべて作った人工島。
湖上にはこの浮島が100近く連なるように浮いており、総称してウロス島(Uros Floating Islands)と呼ばれます。
そして驚くべきことに、ウロス島には「ウル族」と呼ばれる民族が暮らしているというのです。
半日ツアー:ウロス島訪問
ウル族の生活の場であるウロス島は、ツアーに参加することで観光客も訪問することが可能。
プーノの町中にあるツアー会社で申し込めますが、宿によってはフロントで(少し割高になりますが)申し込みの代行をしていることもあります。
ちなみに、今回は宿泊した「Suites Antonios」のフロントで手配してもらいました。
宿にてピックアップ
↓ 送迎サービス
プーノ船着場
↓ スピードボート
ウロス島 ①
↓ ゴンドラ
ウロス島 ②
↓
プーノ船着場
↓
宿にてドロップオフ
ツアー詳細:↑クリック>TOURS IN PUNO & TITICACA LAKE>Classic tours>Tour Uros Floating Islands (1/2 day)
プーノ船着場からボートを20〜30分走らせると、次第に見えてくるのは水面に伸びるトトラ(葦)の群れ。
Googleマップを航空写真に切り替えるとよくわかりますが、トトラが生い茂る一帯を通り抜けると、ウロス島に到着です。
湖面に浮かぶトトラ(葦)の島
ウル族のみなさん、いらっしゃいました。確かに水面に浮いております。
いざ島に降り立つと、足元は想像以上に柔らかくてふかふか!
「トトラの根っこ部分(ブロック状)をロープで固定して、その上に約2mの高さまでトトラを積む」
こうして作る浮島は、面積を増やしたり減らしたりと自由自在にトランスフォームが可能なので、ウロス島にはさまざまな大きさの島が存在します。
ちなみに、女性陣の背後に写る家もトトラで作られています。
家の中には、ベッドあり、棚あり、テレビあり。テレビがある!と驚くのも束の間、その隣で充電されていたのはスマホ。
一体どこから電気を引いているのか?という点ですが、政府の援助で設置されたソーラーシステムを利用しているそう。ウル族の生活は想像よりもかなりハイテクです。
ウル族の生活を垣間見たら、ここから先は伝統的なゴンドラに乗り換えて次の島へ。(引き続きスピードボートで移動することも可能なので、乗らないという選択肢もあります。)
ちなみに、乗船時にはしっかり運賃(チップ)を取られます。
もちろんゴンドラの素材もトトラ。
トトラ(葦)は水辺に生えるイネ科の草なので水に強いのは言うまでもなく、日本でも簾(すだれ)や茅葺き屋根(かやぶきやね)などに使用されています。
ゴンドラのデザインはかなりパンチのある顔をした猫。よく見ると猫じゃない気もしてくるので、ウロス島の守り神なのかもしれません。
ウロス島の観光地化問題について
浮島が生まれたきっかけは、遡ること17世紀のスペイン軍の侵略であったといわれています。
行き場を失った先住民が浮島を作って住んだことが始まりだそうで、実現させるその技術も然りですが、発想力も中々なもの!
そんな興味深い浮島生活を一目見るべく、プーノを訪れる観光客の多くはこのツアーに参加します。
そのことから観光業がウル族の大切な生計の一部となった今、ウロス島には土産物屋ありレストランありとかなり観光地化されてしまっているのが正直なところ。
その現状を目の当たりにして、がっかりする人も少なからずいるようです。
まぁ、時代なんて変わりゆくもの。
先祖の思いをリスペクトしつつ、今も浮島で生活を続けるウル族に脈々と受け継がれるのは、”与えられた状況下で生き延びるたくましさ” なのかもしれません。
実際に浮島生活を垣間見ることは中々興味深い体験でチチカカ湖ならでは。
観光地化は頭の隅に入れつつ、青い空の下でゆらりゆらりとチップを稼ぐ「ゴンドラ猫」に広い心で揺られてみることをおすすめします。
360°ストリートビュー:ウロス島
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