まず初めに!今回の旅について
【ルート紹介】1ヶ月半で南米4ヶ国を巡る!”死ぬまでに見たい絶景”を追う女子ひとり旅_#0
【移動】マナウス → リオデジャネイロ
マナウス(Manaus)
AM エドゥアルド・ゴメス国際空港
空港コード:MAO
↓ LATAM航空(6時間/乗継含む)
サンパウロ(São Paulo) ※乗継地
グアルリョス空港
空港コード:GRU
↓ LATAM航空
リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)
サントス・ドゥモン空港
空港コード:SDU
↓ 路線バス MAP参照↓
Botafogo(ボタフォゴ)駅(地下鉄)
↓ 徒歩
Gaia Comfort Hostel(宿泊先)
リオには2つの空港(SDU・GIG)がありますが、今回は国内線発着数が多くて市街地により近い空港(SDU)を利用。
空港前のロータリーからは街中心部へ向かう路線バスが出ているのですが、看板がないのでバス停がどこにあるのかさっぱり分からず。
とりあえず数名が何かを待つ場所で一緒に待っていると、ロータリーにバスが入ってきたので、運転手に行き先を聞いてから乗車しました。
リオデジャネイロのベストシーズンは?
ベストシーズン:5月〜11月
オンシーズン :1月〜11月
今回の旅(2018年5月)= ベストシーズン!
<5月のリオデジャネイロ>
平均最高気温:28℃
平均最低気温:19℃
降水量:約85mm
<5月の東京>
平均最高気温:23℃
平均最低気温:14℃
降水量:約140mm
リオの街を ”私流” に巡ってみた
カーニバル!の印象が強いリオの街。
ブラジル最大の観光都市だけあって見どころは多々あり、交通機関(地下鉄やバス)も充実しているので、主要な観光地へは気軽に向かうことが可能です。
①ポン・ヂ・アスーカル
ポン・ヂ・アスーカル(Pão de Açúcar)とは、ポルトガル語で ”砂糖パン(Sugar Loaf)” の意味を持つ言葉。
そんな ”パン” の頂上にはケーブルカーで登ることができ、展望台からはリオの街並みを見渡せる絶景スポットです。
ケーブルカー乗り場までは最寄り駅「Botafogo駅」から路線バスが出ているので、交通機関を利用して向かうことができます。
【移動】Botafogo駅 → ポン・ヂ・アスーカル
Botafogo駅(地下鉄)
↓ 徒歩すぐ
バス停(Botafogo駅前)
↓ 路線バス(No.513) MAP参照↓
バス停(ケーブルカー乗り場前)
↓ 徒歩すぐ
ケーブルカー乗り場
ポン・ヂ・アスーカルですが、実はこれ一枚岩!
大都会にこうした不思議な風景が織り混ざるのもリオの魅力。
ただし、見ての通り雲と同じ高さにある展望台なので、雲の中に隠れてしまうこともしばしば。私が展望台に到着した時には辺りは何も見えず、雲がはけるまでに1時間程かかりました。
せっかく登っても景色が見えないと台無しなので、天気も考慮しつつ展望台へ向かうことをおすすめします。
夕暮れ時もまた美しいポン・ヂ・アスーカルからの景色。
この時間になると、遠くの山頂には白くライトアップされた ”あのキリスト像” が小さく浮かび上がります。
施設情報
時間:↑クリック>Opening hours
料金:↑クリック>CHOOSE YOUR TICKET
②イパネマビーチ
海沿いの街であるリオには、2つの有名なビーチ(コパカバーナとイパネマ)があります。
コパカバーナビーチ(Copacabana)は目の前にホテルが立ち並び、浜辺ではビーチバレーが行われていたりとかなり賑やかですが、対してイパネマビーチ(Ipanema)は少し落ち着いた雰囲気。
東京近辺のビーチで例えるならば、湘南と葉山といったところでしょうか。
イパネマビーチの最寄駅は、
・General Osório駅(地下鉄)
・Nossa Senhora da Paz駅(地下鉄)
どちらの駅からも徒歩数分なので、地下鉄を利用して向かうことができます。
心落ち着くイパネマビーチで波が行ったり来たりする音を聴いていると、頭の中に流れてくるのはブラジル生まれのボサノヴァ曲。
”Garota de Ipanema” イパネマの娘
もちろん、ここイパネマの地で生まれた曲です。
③エスカダリア・セラロン
最寄駅「Cinelândia駅(地下鉄)」から徒歩数分、何の変哲もない街中に突如現れるのはカラフルなタイルが ”映える” 階段。
このユニークな外観を求めて、連日多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。
エスカダリア・セラロン(Escadaria Selarón)とは、ポルトガル語で ”セラロンの階段” を意味します。
実はこれ、この階段沿いの家に住んでいた芸術家セラロンさんの作品なのです。
階段の老朽化が気になり、自宅前の一列を緑・黄・青のブラジル国旗カラーのタイルで修復してみたことがすべての始まり。
少しずつ修復箇所を増やすうちに彼の芸術家としてのこだわりが爆発してしまい、気付けば20年近くもかけて階段を丸ごとリノベーションしてしまったそうです。
ちなみに彼はチリ出身。50ヶ国以上、世界を旅した果てに落ち着いたのが、このリオの街だったとか。
✔︎ ブラジルの治安について
エスカダリア・セラロンがあるのは、リオ北部の「セントロ(Centro)」と呼ばれる地域ですが、この辺りは場所によってはかなり治安が悪いといわれています。
ウユニからチリへと抜けるツアーで一緒になったブラジル女子(サンパウロ在住)の話によると、(今回の旅で訪れた)イグアス・サンルイス・マナウスは、比較的のんびりとした町なのであまり心配する必要はないけれど、リオは気を付けて!とのことでした。
リオの中でもコパカバーナのようにホテルが並び、観光客で溢れる地域は比較的安全でも、地元民が多く住むセントロ近辺はいつ何時危険になるか予測不能な場所だとか。
ちょうどリオに滞在していた頃、タイムリーにFacebookで目にしたのは、サンパウロの白昼堂々、銃を片手に強盗する男の動画。予測できないと話す彼女の言葉にも納得しました。
実際に歩いてみるとセントロは至って普通の街に見え、危険な目に会うこともなかったのですが、正直なところ(今回の旅で訪れた)4ヶ国の中で、ブラジルには異なる雰囲気を感じたことは事実。他国に比べて人が多く、街中は栄えているものの整備があまり行き届いていない印象でした。
それでも、常に危険に怯えていては旅は楽しめません。大切なのは、油断せずに ”リスクを減らす対策” をとっておくことです。
④コルコバードのキリスト像
リオのシンボルともいえるコルコバードのキリスト像(Corcovado)へ!
市街地からは離れた場所にあるのですが、「Largo do Machado駅」の広場からコルコバード行きのシャトルバスが発着しています。
広場にはチケット売り場があり、「往復バスチケット」と「コルコバード入場券」を同時に購入可能なので、コルコバードを訪れるならこのバスの利用がとても便利です。
【移動】Largo do Machado駅 → コルコバードの丘
Largo do Machado駅(地下鉄)
↓ 徒歩すぐ
チケット売場(Largo do Machado駅前)
↓ シャトルバス
ビジターセンター 乗り換え
↓ シャトルバス
コルコバードの丘 到着
ポン・ヂ・アスーカルと同じく、高台にあるコルコバードは雲の影響を受けやすい観光スポット。
ちなみに、「Largo do Machado駅」のチケット売り場ではスタッフが現地のLIVE映像を常にモニターで確認しており、現地の状況を教えてくれます。
チケットを購入前にそのモニターを見せてもらったのですが、一面真っ白!
コルコバードは完全に雲の中で、景色はもとよりキリスト像も見えず。
リオの滞在時間はたっぷりあったはずですが、帰国便はもう今夜。今日が最初で最後のチャンスなので、微かな晴れ間を期待して向かうことにしました。
キリスト像と同じポーズをして写真を撮る人々でごった返していたコルコバードの丘。
そして、想像していたよりも遥かに大きなキリスト像の背景は、目の醒めるようなスカイブルー!
コルコバードを覆っていた雲は、いつの間にやら遥か彼方へ消えていました。
その理由は、バスで隣り合わせた人との会話に夢中になり過ぎて、丘の中腹地点で誤ったバスに乗ってしまったから。
「Largo do Machado駅」まで2人でトンボ帰りをしてしまい、もう一度振り出しからバスに乗車したので、所要時間が約2時間もかかってしまったのです。
まぁ、晴れ渡った空にキリスト像を見れたので、結果オーライということで。
「新・世界七不思議」にも選出された名所
公用語がポルトガル語であることからもわかる通り、ブラジルはかつてポルトガルの植民地でしたが、1822年に独立し、その後100周年を記念して建てられたのがコルコバードのキリスト像。
それから、このキリスト像は「新・世界七不思議」(2007年)にも選出されています。
同じくマチュピチュも選出されていますが、コルコバードにも隠された秘密があるのかと思いきや。
世界七不思議とは、”Seven Wonders of the World”
日本語にすると不思議を意味する「?」なニュアンスになりますが、”不思議なもの” という意味合いではなく、”賞賛に値する見るべきもの” が正しい解釈となるようです。
施設情報
チケットについて:↑クリック>Van Ofical>PONTOS DE EMBARQUE
【世界遺産】リオの街並み
正式名称:山と海との間のカリオッカの景観
登録年 :2012年
遺産種別:文化遺産
コルコバードの丘で見るべきものはキリスト像だけではありません。
丘から見える ”海岸線が複雑に入り組んだ” リオの街並みはとても美しく、この景色は「山と海との間のカリオッカの景観」と呼ばれるれっきとした世界遺産。
正面には、あの ”砂糖パン(Sugar Loaf)” も綺麗に望めます。
大都会にはあまり興味のない私ですが、コルコバードの丘からの眺望は素晴らしい!まさに、是非とも訪れるべき場所 ”Seven Wonders of the World” です。
360°ストリートビュー:リオ
ポン・ヂ・アスーカル
イパネマビーチ
エスカダリア・セラロン
コルコバード
【移動】リオデジャネイロ → 成田
リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)
アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港
空港コード:GIG
↓ ユナイテッド(24時間/乗継含む)
ヒューストン(Houston) ※乗継地
ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港
空港コード:IAH
↓ ユナイテッド
成田(Narita)
1ヶ月半を掛けた南米旅も遂にフィナーレ!日本へ帰る時間です。
Uberを呼んで市街地から離れた国際空港(GIG)へ向かったのですが、相乗りUberと金曜の夜であることが災いして、約30分で到着する距離が所要時間はなんと2時間弱!リオの渋滞は甘く見ると危険です。
危うく飛行機に乗り遅れるところでしたが、離陸1時間前にギリギリ滑り込んで、何はともあれ帰国の途へ。
南米旅をプレイバック!
0. 成田
(移動)ユナイテッド航空:12万円(往復)
↓ 24時間(乗継含む)
** ペルー入国 **
1. リマ
(宿泊)Costa del Sol Wyndham Lima Airport
(移動)Cruz Del Sur:S/ 58
↓ 4〜5時間
2. ワカチナ
(宿泊)Wild Olive Guest House
(観光)砂漠の中のオアシス
(移動)Cruz Del Sur:S/ 35
↓ 2時間
3. ナスカ
(宿泊)Hostal Latino
(観光)ナスカの地上絵(現地ツアー)
(移動)Cruz Del Sur:S/ 150
↓ 14時間
4. クスコ
(宿泊)Kokopelli Hostel Cusco
(観光)クスコ市街
(観光)マラス塩田(現地ツアー)
(移動)コレクティーボ:S/ 10
↓ 1時間30分
(移動)PERU RAIL:US$ 70(S/ 250)
↓ 1時間30分
5. アグアス・カリエンテス
(宿泊)Mama Simona Hostel - Aguas Calientes
(観光)マチュピチュ遺跡
(移動)Cruz Del Sur:S/ 65
↓ 6時間30分
6. プーノ
(宿泊)Suites Antonios
(観光)チチカカ湖/ウロス島(現地ツアー)
(移動)tour PERU:S/ 35
↓ 10時間
** ボリビア入国 **
7. ラパス
(宿泊)Residencial Alta Vista
(観光)すり鉢状の圧巻の街並み
(移動)Todo turismo:Bs 250
↓ 10時間
8. ウユニ
(宿泊)Piedra Blanca Backpackers Hostel
(観光)ウユニ塩湖(現地ツアー)
(観光・移動)チリ抜けツアー
↓ 2泊3日
** チリ入国 **
9. サンペドロ・デ・アタカマ
(宿泊)La Casa EcoExplor
(観光)月の谷(現地ツアー)
(移動)Turbus:$ 37,500
↓ 24時間
10. サンティアゴ
(宿泊)Residencial Universitaria
(移動)LATAM航空:5.5万円(往復)
↓ 5時間30分
11. イースター島
(宿泊)La casa del Kori
(観光)ラパ・ヌイ国立公園
(移動)LATAM航空
↓ 14時間(乗継含む)
** ブラジル入国 **
12. フォス・ド・イグアス
(宿泊)Iguassu Eco Hostel - Eco Suites
(観光)イグアスの滝
(移動)LATAM航空:2万円
↓ 9時間(乗継含む)
13. サンルイス
(宿泊)Pousada das Águias Anexo 1
(移動)乗合バス
↓ 4時間
14. バヘイリーニャス
(宿泊)Pousada Jatobá
(観光)レンソイス国立公園(現地ツアー)
(移動)GOL航空:2万円
↓ 6時間(乗継含む)
15. マナウス
(宿泊)Local Hostel Manaus
(観光)アマゾン(現地ツアー)
(移動)LATAM航空:2万円
↓ 6時間(乗継含む)
16. リオ・デ・ジャネイロ
(宿泊)Gaia Comfort Hostel
(観光)山と海との間のカリオッカの景観群
(移動)ユナイテッド航空
↓ 24時間(乗継含む)
0. 成田
結局、旅を楽しむために必要なことは?
①ホテルや交通機関の予約方法
②危険を極力避けるための心得
+α 必要最低限の英語・スペイン語を学んでおく
以上をシンプルに踏まえれば、南米は女子ひとりでも十分に楽しめます。
ここまで散々綴っておいて元も子もないですが、写真や言葉では表現し尽くせないのが ”死ぬまでに見たい絶景” です。
それはまさしく、
Seeing is believing.(百聞は一見に如かず)
どんなに写真や映像の精度が上がれども、実際に見るリアルな風景に勝ることがないのは、そこでしか味わえない ”感覚” があるから。
そんな感覚を求めて、あなたも旅に出てみませんか?
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