【ラパス】国境越えバス「tour PERU」で行く!”すり鉢状”に家が並ぶ標高3,600mの街(プーノ→ラパス)_#09

 

南米旅1ヶ国目(ペルー)を出国!

プーノはボリビアとの国境付近の町。訪れたいと思っていたペルー各所をコンプリートしたので、これにて南米旅1ヶ国目を出国します。

念願のマチュピチュを始め、世界遺産の美しさに触れましたが、人もまた魅力的だったペルー。

目が合うと笑いかけてきたり、ベンチに座っていると隣の人が気軽に話しかけてきたり。そんな人々に出会えたことで、自分の中で勝手に植え付けていた南米の印象はガラリと変わりました。

正直なところ多少の不安もあった南米旅でしたが、始まりの地にペルーを選んで正解だったように思います。

✔︎ 女子ひとりで南米を楽しむために

南米は危険!と一口に言いますが、実際に訪れてみるとそんなこともありません。

もちろん日本の治安を標準に考えていると痛い目に合うとは思いますが、町のそこら中に危険が転がっているわけでもないのです。

大切なのは何が危険となり得るのかを知り、それを極力避ける方法を知ること。

・夜遅くは出歩かない
・人通りの少ない道は避ける
・荷物管理の徹底(+ダミーの財布も用意する)
・ぼったくりや金銭トラブルを避けるコツを知る

これらは南米のみならず、海外に出れば基本的に必要となることで、逆にこれらに気を付ければ、女子ひとりでも十分に南米旅を楽しむことが可能です。

この世の中に100%安全な場所などありません。
トラブルに合う時には合うのでしょう。

ただ、リスクを避けるための心構えがあればトラブルに合う確率はぐっと減るので、結果的に安全に旅を楽しめることにも繋がるのです。

ボリビアについて

首都:ラパス(La Paz)

時差:-13時間/サマータイムなし

面積:約110万㎢ > 日本(約37万㎢)
人口:約1,151万人 < 日本(約1.2億人)

言語:スペイン語

通貨:ボリビアーノ(Bs)

為替レートをチェック

お国柄を表す!ボリビアの国旗

赤が独立のために流された勇士の血を、黄は鉱物資源を、緑は森林資源を表している。

紋章はボリビアの州を象徴する図柄になっている。

出典:世界の国旗

ラパスのベストシーズンは?

ベストシーズン:5月〜8月 
オンシーズン :3月〜11月 

気候の詳細をチェック

今回の旅(2018年4月)= オンシーズン!

<4月のラパス>
  平均最高気温:13℃
  平均最低気温:2℃
  降水量:約30mm

<4月の東京>
  平均最高気温:19℃
  平均最低気温:9℃
  降水量:約130mm

【移動】プーノ → ラパス

プーノ(Puno)
 バスターミナル(プーノ)

   ↓  長距離バス(10時間/休憩含む)
     ・会社:tour PERU
     ・運賃:S/ 35

  ペルー・ボリビア国境 ※出入国審査
   ↓
  コパカバナ ※休憩(1時間)
   ↓
  ティキナ ※ボートでチチカカ湖を渡る
   ↓

ラパス(La Paz)
 ラパス中心部

   ↓  徒歩

 Residencial Alta Vista(宿泊先)

ラパス行きのバスチケット購入について

How to buy

・バスターミナル(プーノ)で購入 ※最安!
・プーノの宿泊先で購入
・プーノ町中のツアー会社で購入

バスターミナル(プーノ)には複数のバス会社のカウンターが並んでおり、ここでチケットを購入できます。

ただ、このターミナルは町中から少し距離があり、一度離れると戻るのに時間がかかるため、プーノ到着時に次の街へ向かうチケットをついでに購入してしまうのが効率的!

私は到着時に買いそびれてしまったため、宿で手配してもらうことに。もちろんターミナルで直接購入するより割高でしたが、チケットは早速翌日に届きました。


ペルーでは長らく「Cruz Del Sur」の長距離バスを利用してきましたが、ペルー ⇄ ボリビアの国境越えバスは運行していないため、バス会社「tour PERU」を利用。

ちなみに、プーノ ⇄ ラパスのバスには「直通」と「コパカバナ(国境付近の町)経由」の2種類があり、今回はコパカバナ経由を選んだので距離に比べて少々時間がかかります。

①プーノ → ペルー・ボリビア国境

Suites Antonios(宿泊先)出発
   ↓  タクシー
バスターミナル(プーノ)到着
   ↓
長距離バス/コパカバナ行きに乗車(AM7:00)
   ↓
ペルー・ボリビア国境でバスを一時降車
   ↓
 イミグレーション(🇵🇪ペルー)で出国審査
   ↓
   徒歩で国境を渡る
   ↓
 イミグレーション(🇧🇴ボリビア)で入国審査
   ↓
バスに再乗車
(バスは出入国審査中にボリビア側へ移動します)
   ↓

出国審査の列に並んでいた時の出来事。

審査を終えて建物から出てきた欧米系男子がいたのですが、目の前を走り去ろうとするバスを目撃した彼は、乗り遅れたと勘違いしてバスを追いかけ猛ダッシュ!

途中で周りに止められて事情を知ったようですが、バスの中で話を良く聞いていないと、彼のように生きた心地がしないので要注意です。

②コパカバナで休憩

ボリビア入国  時差調整+1時間
  ↓
コパカバナ(ツアー会社前)到着
  ↓
休憩(1時間)
  ↓

イミグレで手続きを終えたら、南米旅2ヶ国目ボリビアに入国!

コパカバナは目と鼻の先なのですぐに到着しますが、ボリビア入国後に気をつけることは、+1時間の時差。コパカバナで1時間の休憩もあるので、時差調整を忘れずに!

コパカバナもまた、プーノと同じくチチカカ湖に面した町。

観光スポットとしては太陽の島(Isla del Sol)が有名ですが、ボートに乗って移動する必要があるので、訪れる場合には少なくとも1泊は必要です。

③コパカバナ → ラパス

ツアー会社前に再集合
   ↓
長距離バス/ラパス行きに乗車
   ↓ 
ティキナの町でバスを一時降車
   ↓
  ボートで湖を渡る
   ↓

湖を渡ったら対岸でバスを待ちますが、似たようなツアーバスが複数台着岸するので、バスの色や名前もしくは他の乗客を覚えておくと安心です。

乗客を1人1人確認してから出発するといったご丁寧な文化ではなく、ぼーっとしていると置いていかれる可能性大なので要注意!

対岸の港でバスを待って再乗車
  ↓
ラパス中心部 到着
  ↓  徒歩
Residencial Alta Vista(宿泊先)到着

ラパスにはバスターミナル(ラパス)がありますが、中心部からは少し離れているからか、中心部のとあるホテル(確かHOTEL NUEVO SOL)前でバスは停車。

幸運にも予約した宿は近かったので徒歩で移動しましたが、ラパスはとにかく階段が多い上に石畳のため、スーツケースを転がしながらの移動は一苦労!

【Check!】すり鉢状の圧巻の街並み

”すり鉢状” で有名なラパスの街は、中心に向かうほど標高が低くなります。

他の町から来るとおのずと高台から入ることになり街を一望できるため、ラパスに着いたことは一目瞭然!

所狭しと並ぶ家が、圧巻の景色!

標高の低い所は約3,600m、高い所との標高差は約700mもあるといわれるラパスの街。

これだけ標高差があると酸素濃度も異なるため、ラパスでは低地の方が土地が高く、住めるのはお金がある証拠。高地へ進むにつれてスラム街が広がります。

ウユニ行きのバスチケットは早めの購入を!

南米旅でのバス移動についてはピークシーズンでない限り、出発直前にバスターミナルでチケットを購入しても十分に間に合う場合がほとんどです。

ただし、ラパス ⇄ ウユニは人気路線かつ本数が少ないので、遅くても出発前日には購入することをおすすめします!


今回は、ウユニ路線で評判の良いバス会社「Todo turismo」を利用することを心に決めていたので、ラパス到着後に散歩がてらバスターミナル(ラパス)へ向かうことに。

しかしながら、ターミナル内を歩き回るものの、一向に見つからないチケット売り場。

人に聞きつつ探すこと数十分でやっと見つけたTodo turismoオフィスは、なんとターミナルの敷地外!目印になる看板もなく、人に聞かなければ一生見つからないであろう場所にありました。

Todo turismoへ向かう際は、正確な場所を事前に確認することをおすすめします。

「Mirador Killi Killi」で楽しむラパスの夜景

すり鉢状に広がるラパスの街は、夜景が美しいことでも有名です。

所狭しと並ぶ家に灯るオレンジの明かりがキャンドルのようで幻想的!そんな夜景を楽しめるスポットは、高台にある展望台Mirador Killi Killi(ミラドール・キリキリ)

実際にはこの風景が背後にも360°広がり、圧巻の光景!

展望台は街中心部から歩ける距離にはありますが、人通りの少ない道を夜間に歩くことになるのでタクシーの利用が無難です。

私がここを訪れたのは、ラパス出発の日。長距離バス「Todo Turismo」でウユニへ向かう場合、バス出発は21時頃でバス会社のオフィスに集合となるため、その前にタクシーで立ち寄りました。

ドライバーには車で待ってもらい、その間にさくっと展望台へ。その後は再びタクシーに乗り、オフィスへと向かいました。

ラパスの治安は悪い?

治安がかなり悪いと噂のラパス。

滞在中は街中心部からバスターミナルまで歩いたり、街中をぶらりとしましたが、基本的に大通りは人通りが多いのでスリ対策は必須ですが、危険な感じはあまりありません。

最初にもお伝えしした通り、危険を極力避けるため心構えを忘れなければ十分に街歩きを楽しめます。

ただし、より標高の高い場所に存在するスラム街は例外で、観光客は土地勘がなく金品も持っているので、日中でも危険になり得る場所。

スラム街には近寄らないのが一番ですが、近辺にどうしても訪れたい場所があるのであれば、少なくとも1人は避ける(複数人で向かう)などの注意が必要です。

  360°ストリートビュー:ラパス

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-2_ボリビア

   2019/05/10  

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