世界七不思議とは?
世界七不思議は、英語で ”Seven Wonders of the World” と表現され、wonderには「感嘆・驚異・奇観・奇跡」などの意味合いがあります。
日本語にすると不思議を意味する「ミステリー」なニュアンスになりますが、実際は ”賞賛に値する見るべきもの” が正しい解釈。
世界七不思議の歴史は古く、古代 → 中世 → 現代とアップデートされており、選出された顔ぶれからは各時代の背景をうかがい知れます。
古代世界の七不思議
紀元前に古代ギリシャの旅行者の間で知られていた建築物リストで、現代風に表現するならばガイドブック的なもの。
古代ギリシャ人が当時知っていた世界に範囲が限られ、ギリシャ周辺地域の建築物が選出されていることが特徴です。
① ギザの大ピラミッド(エジプト🇪🇬)
② エフェソスのアルテミス神殿(トルコ🇹🇷)
③ ハリカルナッソスのマウソロス霊廟(トルコ🇹🇷)
④ オリンピアのゼウス像(現ギリシャ🇬🇷)
⑤ ロドス島の巨像(現ギリシャ🇬🇷)
⑥ アレクサンドリアの大灯台(現エジプト🇪🇬)
⑦ バビロンの空中庭園(現イラク🇮🇶)
<NOTE>
・②、③はほぼ崩壊している
・④〜⑦は現存しない
中世世界の七不思議
古代世界の七不思議に比べると、人々の目がより世界へと向けられて行動範囲も広がったことがわかるラインナップ。
ギリシャ周辺を抜け出し、ヨーロッパやアジアなど世界各地の建築物が選出されるようになりました。
① ストーンヘンジ(イギリス🇬🇧)
② アヤソフィア(トルコ🇹🇷)
③ コロッセオ(イタリア🇮🇹)
④ ピサの斜塔(イタリア🇮🇹)
⑤ アレクサンドリアのカタコンベ(エジプト🇪🇬)
⑥ 万里の長城(中国🇨🇳)
⑦ 大報恩寺瑠璃塔(中国🇨🇳)
新・世界七不思議(2007年選出)
スイスに拠点を置く「新・世界七不思議財団(N7W)」が主体となり、2007年7月7日に、複数の候補地から世界中の一般投票によって選出されたもの。
① ペトラ(ヨルダン🇯🇴)
② タージ・マハル(インド🇮🇳)
③ チチェン・イッツァ(メキシコ🇲🇽)
④ マチュ・ピチュ(ペルー🇵🇪)
⑤ コルコバードのキリスト像(ブラジル🇧🇷)
⑥ コロッセオ(イタリア🇮🇹)
⑦ 万里の長城(中国🇨🇳)
新・世界七不思議 自然版(2011年選出)
建築物版と同じく、一般投票によって2011年に選出された自然版の七不思議。
① ハロン湾(ベトナム🇻🇳)
② イグアスの滝(アルゼンチン🇦🇷・ブラジル🇧🇷)
③ アマゾン川と熱帯雨林(ブラジル🇧🇷他)
④ 済州島(韓国🇰🇷)
⑤ コモド島(インドネシア🇮🇩)
⑥ プエルト・プリンセサ地底河川(フィリピン🇵🇭)
⑦ テーブルマウンテン(南アフリカ共和国🇿🇦)
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