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数億年前に形成された巨大な一枚岩!先住民の”聖なる土地”ウルル【国内旅行編】_#49
【移動】ウルル → ケアンズ
ウルル(Uluru)
エアーズ・ロック空港
空港コード:AYQ
↓
ブリスベン(Brisbane)
ブリスベン空港
空港コード:BNE
↓
ケアンズ(Cairns)
ケアンズ空港
空港コード:CNS
↓ 空港シャトルバス
Tropic Days Boutique Hostel(宿泊先)
日本に最も近いオーストラリア屈指の観光地。
日本行きの国際線が多いこの街でワーホリを終えることにした一番の理由は、単純に日本へ帰りやすいからですが、もちろんそれだけではありません。
実は ”人生で一度やってみたいこと” があるのです!
ケアンズのベストシーズンは?
Best!:9月〜11月
Good:5月〜12月
今回の旅(2017年3月)= オフシーズン
<3月のケアンズ>
平均最高気温:31℃
平均最低気温:23℃
降水量:約420mm
<3月の東京>
平均最高気温:14℃
平均最低気温:4℃
降水量:約115mm
【世界遺産】グレート・バリア・リーフ
正式名称:グレート・バリア・リーフ
登録年/種別:1981年/自然遺産
ケアンズはその中心部に位置するので、まさしくグレート・バリア・リーフの玄関口!
そのため、街中心部から歩いてすぐのリーフ・フリート・ターミナル(Reef Fleet Terminal)からはツアーボートが多く出発しています。
また、街中や港沿いには多くのツアー会社があるので、現地に到着してから申し込むことも十分に可能です。
グレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)とは?
→オーストラリアの北東部に約2,600kmに渡って広がる世界最大のサンゴ礁
グレート・バリア・リーフが広がる一帯には900以上の島があり、ツアーでは「その中のひとつに上陸して海岸でサンゴ礁を楽しむ」というのがざっくりとした行程。
ケアンズ周辺では、グリーン島(Green Island)やフィッツロイ島(Fitzroy Island)あたりが特に人気ですが、今回は水の透明度が高くて美しいと名高いミコマス・ケイ(Michaelmas Cay)行きのツアーに参加しました。
3月下旬(雨季の終わり)の空には曇が多く、陽が出たり陰ったりでしたが、噂通りに水の透明度は抜群!
ちなみに、太陽が燦々の日にはエメラルドグリーンの海が眩しいほどに輝くそうです。
ミコマス・ケイは島ではなく、サンゴ礁の欠片が堆積してできた「砂州」と呼ばれるもので、ケイ(Cay)は英語で「州」を意味する言葉。
また、野鳥保護地区にも指定されており、ミコマス・ケイには常にたくさんの海鳥がとまっています。
スキューバダイビングをして海底に潜ると、目の前にはピンク・ブルー・グリーンetc.. に彩られたサンゴ礁が広がり、まるで「リトル・マーメイド」の世界観!
ちなみに、綺麗に色付いたサンゴ礁は生きている証拠。
枯れると色が抜けて真っ白になるといわれており、近年のグレート・バリア・リーフでは、温暖化や海の汚染による悪影響で ”サンゴの白化” が問題になっているそうです。
ガラス張りの船底から、海底のサンゴ礁や魚たちを眺める「グラスボート」にも乗船。
もちろんダイビングの方がより近くで楽しめますが、ボートにも魚はたくさん寄ってきます。また、潜る必要もないので、気軽に楽しめるアクティビティ。(ダイビングには追加料金がかかりますが、グラスボートはツアー代に含まれます)
途中でウミガメにも遭遇!この姿を見ると無性に叫びたくなってしまう言葉といえば。
「クラッシュー!」
ダイビングやシュノーケリング、グラスボートに乗ったり、はたまた浜辺でのんびり過ごしながら、ミコマス・ケイには約1時間の滞在。
”小さな砂州” なので、1時間もあれば周辺のリーフを十分に楽しめます。
施設情報
予約について:↑クリック>About Great Barrier Reef Tours
360°ストリートビュー:グレート・バリア・リーフ
ミコマス・ケイ
グリーン島
フィッツロイ島
キュランダ高原列車
「世界の車窓から」のオープニングでお馴染み!
外観も内装もレトロな造りが特徴的なキュランダ鉄道(Kuranda Scenic Railway)は、ケアンズ〜キュランダを結ぶ観光列車。
キュランダ周辺には1億3,000万年前に形成された熱帯雨林が広がっており、”世界最古の熱帯雨林” と呼ばれています。
始発駅は街中心部のケアンズ駅(Cairns Station)で、日本から多くの観光客が訪れるからか、チケット売り場には日本人のスタッフがいました。
列車の出発を待ちつつ写真をパチリ。ピークシーズンを過ぎたのか、乗客はまばら。
ケアンズは街中こそ栄えた印象ですが、ひとたび街を出ると車窓から見えるのはのどかな田舎の風景。
その開けた風景を抜けると、やがて木が生い茂る熱帯雨林へと突入します。
列車は途中のバロン滝駅(列車)で10分程停車するので、降車しての写真撮影も可能。
雨季真っ只中にはもっと水量があるので滝にも迫力がありますが、3月下旬(雨季の終わり)だからか水量は著しく少なく、どこが滝なのかさえもはやよくわからず。
途中でヘアピンカーブに差し掛かる部分があり、ここは熱帯雨林に映えるレトロな列車を写真に収められるシャッターチャンス!
熱帯雨林をのんびりと進む鉄道の旅は、キュランダ駅(Kuranda Station)が終点。
正直なところ、キュランダには特別な何かがあるわけではありません。
村の中心には先住民の民芸品を扱う小さなマーケットや動物と触れ合える施設がありますが、1時間もあれば見尽くしてしまうので、観光列車で楽しめる世界最古の熱帯雨林の風景こそがこの旅のメインです。
キュランダ高原鉄道は一部区間でスカイレール(ロープウェイ)も運行しているので、帰りはキュランダ・ターミナル(Kuranda Terminal)から乗車することに。
約6人乗りサイズのゴンドラでしたが、乗客が少なくて貸し切り状態だったので、熱帯雨林に囲まれたキュランダ~ケアンズの景色を上空からゆったりと独り占め!
スカイレールは途中、バロン滝駅(スカイレール)とレッド・ピーク駅(Red Peak Station)に停車します。
行きの列車でも停車したバロン滝。スカイレールではより滝に近い対岸に停車しますが、水量が少ない上に角度も悪いからか滝はまったく見えず。
ちなみに、途中駅でのスカイレールの乗り降りは自由!駅にはトレッキングコースが隣接されており、熱帯雨林の中を散策してから再乗車しても運賃を払う必要はありません。
列車の旅とは違う楽しみ方ができるので、列車で往復するより「列車+スカイレール」の組み合わせをおすすめします。
熱帯雨林を抜けると飛び込んでくるのは、遠くに広がるケアンズの青い海。
スカイレール終点のスミスフィールド・ターミナル(Smithfield Terminal)に到着したら、隣接するバス停からバスに乗ってケアンズの街に戻ります。(スカイレールチケット購入時に、バスチケットも併せて購入可能)
施設情報
時間:↑クリック>Travel Information>Timetables
乗車料:↑クリック>Travel Information>Fares and Class options
360°ストリートビュー:キュランダ高原列車
ケアンズでスカイダイビング!
スカイダイビング!これが人生で一度やってみたかったこと。
ケアンズは ”スカイダイビング天国” とも呼ばれ、グレート・バリア・リーフ行きのツアーと同じくダイビングを扱うツアー会社も多数あるので、現地入りしてからの予約も可能。
今回は、オーストラリア全土に拠点を持ち、実績もある「Skydive Australia」を利用。(実際のショップ(Skydive Cairns)はケアンズの中心部にあります)
ちなみに、ケアンズ観光の醍醐味である「スキューバダイビング」と「スカイダイビング」の両方を行う場合は、水圧と気圧の関係上、約24時間の間隔を空ける必要があるので要注意!
ダイビングは、天候が比較的安定しているという理由から主に早朝に行われます。
宿にてピックアップ(AM5:00)
↓ 送迎サービス
ツアー会社 到着
↓
同意書にサイン & VTR講習
↓
空港に到着(AM7:00)
↓ セスナ
スカイダイビング!
↓
ツアー会社 到着
NOTE
・危険を伴うエクストリームスポーツ(Extreme Sports)なので、「トラブルが起きてもツアー会社には責任を負わせない」という趣旨の同意書にサインする必要があります。
体験ダイビングなので、「ハーネス」と呼ばれるベルトをインストラクターと繋いで一緒に飛ぶ「タンデムスカイダイビング」スタイルですが、私の命を預けることになったのは見るからに60歳超のおじさん。
「毎朝ダイブしてるから、任せとけ!」とのことだったので、まぁ毎日飛んでるなら大丈夫か、と自分に言い聞かせて、セスナに乗り込みテイクオフ!
一気に上昇して、あっという間に高度は約2,000m。地上はもう遥か彼方!
セスナには複数名で乗り込むので、他の人が順番に飛び降りていくのを見届けている内に何だか緊張を超えてしまい、いまだかつてないハイテンションな領域へ到達。
乗り降り口の縁に座り、半身を乗り出して地上を覗いたら、遂にダイビングの瞬間です。
ここまで来たらもう飛ぶ以外にないので、覚悟を決めて。
3、2、1、Dive!!!
結果、最高!
パラシュートが開くまでは、約30秒のフリーフォール。
言葉にするのは難しいですが、セスナから飛び降りた瞬間にまるで ”時が止まった” かのような感覚に陥りました。
くるくると回転しながら空中に出たら、ニュートラルポジションと呼ばれる体勢でしばらく落下(ここまでがフリーフォール)して、次の瞬間には衝撃とともにパラシュートがオープン!
それからは、鳥目線で空中飛行。
黄金色の朝日が眩しい時間帯ですが、遠くには海岸線や熱帯雨林が望めて、パラシュートひとつで空高く飛んでいることを忘れてしまうほどにケアンズの美しい朝をエンジョイ。
しばしの空中飛行の後、インストラクターが地上を指差して一言。
「あのサトウキビ畑に着陸するよ!」
生い茂るサトウキビ畑の間に見えるのは、50m四方程の小さな空き地。みるみるうちに近付いて、まるで軍隊のように目当ての場所にピッタリ着地!さすが、毎日飛んでいるだけありました。
大人になるにつれて、ハラハラドキドキするような経験は次第に少なくなるもので、こうしたエキサイトできる冒険はなかなか貴重なもの!
英語にすると「Bucket List = 死ぬまでにやってみたいこと」をひとつ更新して、1年間のオーストラリア生活は終了。日本に帰りましょう。
施設情報
予約について:↑クリック>BOOK →
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