まず初めに!今回の旅(日本 → インド)について
【ニューデリー】初めてのインド旅におすすめ!人気ルート”ゴールデン・トライアングル”を行く_#71
【移動】ジャイプール → アグラ
ジャイプール(Jaipur)
↓ ツアーバス
アグラ(Agra)
アグラのベストシーズンは?
ベストシーズン:11月〜2月
オンシーズン :10月〜3月
今回の旅(2010年8月)= オフシーズン(雨季)
<ざっくりと言えば...>
湿度が高くて蒸し暑い!
スコールが多い時期なのでバケツをひっくり返したような雨が降り、その間は雨宿り一択。それに加えての酷暑なので、観光におすすめできる時期ではありません。
<8月のアグラ>
平均最高気温:33℃
平均最低気温:26℃
降水量:約265mm
<8月の東京>
平均最高気温:31℃
平均最低気温:23℃
降水量:約155mm
アグラ
ムガル帝国の最盛期である16世紀半ば〜17世紀半ばに首都があったため、インドを代表する建築物が残る街。
インドで最も有名な世界遺産タージ・マハルは絶対に外せないインドのハイライト!
NOTE
・❹❺は今回訪れなかったアグラの見どころ
ムガル帝国について
期間:16世紀前半〜19世紀半ば
地域:現在のインド 🇮🇳・パキスタン 🇵🇰・バングラデシュ 🇧🇩・アフガニスタン 🇦🇫
首都:デリー → アグラ(Agra) → ラホール(Lahore)
インドを中心に、広域に渡り勢力を延ばした帝国。
最盛期を迎えたのは第5代皇帝「シャー・ジャハーン」の時代(17世紀前半)で、彼は愛する妻のためにタージ・マハルを建設した人物。
ムガル帝国では、インドに土着していたヒンドゥー教にイスラム教の共存を許したことで、ヒンドゥー文化にイスラム文化の要素を取り入れたインド・イスラーム文化と呼ばれる独自の文化が生まれました。
フマユーン廟を始め、その建築に影響を受けたとされるタージ・マハルもインド・イスラーム文化の建築とされています。
①【世界遺産】ファテープル・シークリー
ざっくり知識
正式名称:ファテープル・シークリー
登録年 :1986年
遺産種別:文化遺産
いつ?:16世紀
誰が?:ムガル帝国第3代皇帝「アクバル」
ファテープル=勝利の都
アグラから北西に約40km離れた場所に位置し、アクバルは一時的に首都をアグラからここファテープル・シークリーに遷しましたが、水不足により約15年で廃墟となりました。
遷都された当時に築かれた要塞は、インド・イスラーム文化の建築様式。
そのため「宮殿地区」と「モスク地区」が存在し、”ピンクシティ” ジャイプールでも見られた赤砂岩が多用されています。
施設情報
時間:↑クリック>Opening Hours
料金:↑クリック>Entry Fee
360°ストリートビュー:ファテープル・シークリー
②【世界遺産】アーグラ城塞
ざっくり知識
正式名称:アーグラ城塞
登録年 :1983年
遺産種別:文化遺産
いつ?:16世紀
誰が?:ムガル帝国第3代皇帝「アクバル」
赤砂岩が多用されていることから、別名 ”赤い城” とも呼ばれる要塞。(ただ、一般的に ”赤い城” は、ニューデリーの「Red Fort」を指します。)
ムガル帝国以前は、「ローディー朝」によって支配されていた北インド。
当時の首都もアグラにあったので、現在のアーグラ城塞の場所には既に要塞が築かれており、ムガル帝国は首都をデリーからアグラへと遷した際に改修して使用しました。
ローディー朝とは?
→15世紀半ば〜16世紀前半に、北インドを支配したイスラム王朝。また、「デリー・スルターン朝」の最後の王朝。
実の父を閉じ込めた ”囚われの塔”
ムサンマン・ブルジと呼ばれる8角柱形の塔。
別名 ”囚われの塔”
タージ・マハルを建設したムガル帝国第5代皇帝「シャー・ジャハーン」が、実の息子である第6代皇帝「アウラングゼーブ」によって7年間幽閉された場所。
事の発端は、重病となった「シャー・ジャハーン」が溺愛していた長男を後継者に指名したこと。
これに納得しなかった兄弟間で争いが勃発。最終的に勝利した三男の「アウラングゼーブ」が皇帝となり、父親をこの塔に幽閉しました。
ただ、幽閉された部屋からタージ・マハルを望めたことがせめてもの救い。
「シャー・ジャハーン」は亡くなるまでの晩年を愛する妻が眠るタージ・マハルを眺めながら過ごしたと伝えられています。
施設情報
時間:↑クリック>Opening Hours
料金:↑クリック>Entry Fee
360°ストリートビュー:アーグラ城塞
③【世界遺産】タージ・マハル
ざっくり知識
正式名称:タージ・マハル
登録年 :1983年
遺産種別:文化遺産
いつ?:17世紀
誰が?:ムガル帝国 ”最盛期” 第5代皇帝「シャー・ジャハーン」
”世界一美しい墓廟” と称されるインドのハイライト!
1631年に逝去した妻ムムターズ・マハルのために、約20年の歳月と財を尽くして建てた墓廟。
煌びやかな宮殿に見えますが、タージ・マハルは墓廟です。
特徴は「シンメトリー(左右対称)な設計」と「白い総大理石」で、整然とした庭園の緑がタージ・マハルの白さをより一層引き立たせます。
2007年には、新・世界七不思議(Seven Wonders of the World)のひとつに選出されたタージ・マハル。
wonderには「感嘆・驚異・奇観・奇跡」などの意味合いがあります。
日本語にすると途端に不思議を意味する「?」なニュアンスになりますが、実際は ”賞賛に値する見るべきもの” が正しい解釈です。
宝石が散りばめられた!美しい装飾
タージ・マハルの白い大理石に映える唐草模様の装飾。
これ、ペイントではありません!
世界中から取り寄せた、ダイヤモンド・ターコイズ・サファイア・アメジスト・翡翠・珊瑚・真珠貝などの宝石をふんだんに散りばめて描いています。
金で愛は測れない!と思いたいところですが、愛する妻のためにシャー・ジャハーンが財を尽くしたことが垣間みれるポイントです。
タージ・マハルの ”黒大理石バージョン”
敷地の裏手にはヤムナー川(Yamuna River)が流れており、シャー・ジャハーンはこの対岸にタージ・マハルの ”黒大理石バージョン” の建設を計画していたとか。
結局、計画は伝説と化したので実際のところはわかりませんが、実はGoogleマップには「Black Taj Mahal」が密かに存在しています。
また、タージ・マハルは「フマーユーン廟」(ニューデリー)の建築に影響受けており、これもまたヤムナー川沿いに建設されているので、川をひたすら上流へ上ると辿り着きます。
施設情報
時間:↑クリック>Opening Hours
料金:↑クリック>Entry Fee
360°ストリートビュー:タージ・マハル
写真で見る インドの風景
旅に出るならこちらもチェック!快適な旅を実現しませんか?