【生活編】語学学校、部屋探し、仕事探しetc 知っておきたい渡航後に必要なこと!メルボルンでのワーホリ体験談_#45

語学学校(language school)について

海外で暮らす、ましてや仕事をするのであれば一定の英語力(特に英会話力)が必須!

そのため、英語を話すことが苦手な日本人にとってワーホリ始めに語学学校へ通うことは定番中の定番です。

渡航前の私の英語力はというと、海外旅行好きなので旅行で使うようなフレーズは何となくわかるものの、基本的な文法の理解や語彙力は低く、TOEICのスコアは400点程度。

そんなスタート地点からメルボルン中心部(CBD)の語学学校(Discover English)に通い始め、初日に行われたクラス分けのテストで振り分けられたレベルは、Pre Intermediate。

MEMO

語学学校のクラス:
・Advanced(上級)
・Upper Intermediate
・Intermediate(中級)
・Pre Intermediate ←ここ
・Elementary(初級)

初級と中級の間で「文法や語彙力は最低限あり、会話は苦手なレベル」なので、とにかく日本人が多数在籍。なんと、クラスメイトは12人中11人が日本人!

もはや日本にいるのではないかと錯覚を起こしそうですが、日本からの入学者が多い時期でもあり仕方なかったようです。

確かにその後は、クラスメイトの卒業や入学、レベルアップテストでメンバーは変わり、ここまで日本人で溢れていたのは最初だけでした。

授業は平日9~13時、週20時間。
Listening・Speaking・Reading・Writingをまんべんなく勉強します。

それを繰り返すこと3ヶ月。英語力にはどんな変化が起きたでしょうか?

語学学校に通えば英語は話せるようになる?

結論からお話しすると、数ヶ月学校に通うだけでは英語を話せるようにはなりません。

もちろん、入学当初に比べれば英語を理解できるようになりましたが、仕事をするのに必要なレベルには到底達しないのが正直なところ。

「ひと通りの文法や単語のインプットはできており、あとはとにかくアウトプット(会話)するだけ」の状態の人にとっては語学学校は有益になり得ると思います。

しかしながら、そこまで達していない英語初心者は「とりあえず学校に通えば英語が話せるようになる」という幻想は残念ながら捨てるべき。

クラスメイトと話す機会があるとはいえ、使える範囲内の単語や表現でなんとなく会話をした気になるだけなので、学校から一歩外に出たらまったくもって相手の話を聞き取れない、言いたいことも伝えられない現象に陥ります。

厳しい現実はさておき、学校には様々な国籍の生徒がいるのでその点はとても新鮮。

それから、たとえ日本人同士であっても、海外に興味を持っていて似たような感覚、価値観で話せる友達ができる点については良かったように思います。

Conclusion

ワーホリを終えての結論:
語学学校はただ通えば良いものではありません。
入学前に基礎を十分にインプットしておき、あとはアウトプット(会話)するだけの状態にしておくことが重要です。

部屋探し(apartment-hunting)について

私は語学学校に通った3ヶ月間はホームステイをしたのですが、これは完全に長過ぎました。

ホストファミリーとの生活は新鮮でしたが、なによりもロケーションが一番の難点。

メルボルン中心部(CBD)からトラムで約40分、そこから徒歩10分の場所だったので、毎朝の通学には1時間近くかかり、そしてCBD発の最終トラムは22時台とかなり早く、週末に友達と飲んだ帰り道はいつも不便に感じました。

語学学校に通いながらホームステイをするのであれば、1ヶ月、長くても6週間で十分。

2週間も経てば現地での生活に慣れてくるので、残りの2週間で自分の生活に合うロケーションの部屋を探せば問題ありません。

ちなみに、ワーホリ中に部屋探しをする際は「掲示板(Webサイト)」を利用するのがメジャーです。

ワーホリや留学生向けに、シェアハウス用の物件、仕事、生活雑貨(中古)の売買情報などが掲載されたサイトで、以下がメルボルンでよく利用されているもの。

MEMO

おもな掲示板(Webサイト):
GO豪メルボルン(日本語)
DENGON NET(日本語)
Gumtree(英語)

ちなみに、Real Estate(不動産)とInspection(内見)は部屋探しに重要な英単語。

私はReal Estateの単語を知らず、物件のページに辿り着くまでにかなりの時間を要しました。

英語力磨きと内見(Inspection)は重要!

掲示板で気に入った部屋を見つけたら、内見に行くためにまずは部屋のオーナーにメッセージを送ります。

オーナーが日本人であれば日本語でのやりとりが可能ですが、それ以外であれば基本的にやりとりは英語です。

語学学校でPre Intermediateクラスに通っていた頃の出来事。

クラスメイトがホームステイの終了に合わせて部屋を探していたのですが、メッセージを送っても返信が来ないケースが多いと嘆いていたことがありました。

今になって思うことは、英語力次第で相手も返信をためらうのでは?ということです。

現実は厳しいようですが、シンプルに考えるとこれは普通の感覚で、意思疎通に問題のある相手に部屋を貸すのをためらう気持ちは理解できます。

日本人オーナーも多数いるので、部屋が見つからないことはまず無いと思いますが、英語環境の家を希望するのであれば英語力を磨いておくことは必要です。

また、内見に行くことはとても重要!

掲示板に掲載されている写真でざっくりと部屋の雰囲気を知ることはできますが、大半は広く綺麗に見えるように撮影されているので、入居後に後悔しないためにも実際に確認するに越したことはありません。

それからよほど生活費に余裕がない限り、ワーホリ中はシェアハウス(キッチン、バスルームは共同)が基本なので、一緒に住むことになるハウスメイトに会っておくためにもやはり内見は重要になるのです。

Conclusion

ワーホリを終えての結論:
英語環境の家を希望するなら、意思疎通を取れるように英語力を磨くべし。
入居後に後悔しないためにも内見には必ず行き、実際に部屋を見てハウスメイトに会ってから決めることが重要です。

ワーホリビザでの働き方について

ワーホリ中に就く仕事はおもに、街中のレストランやカフェなどでのサービス業。

日本で言うところのアルバイトのような感じですが、海外では社員・アルバイトなどの区別は基本的にありません。

・full-timer:標準的な勤務時間数を働く人
・part-timer:標準的な勤務時間数より少なく働く人

週40時間(1日8時間×5日)働くかどうかで2つに分かれるシンプルなものになっています。

ちなみに、サービス業にも職種は複数ありますが、
ウェイター = それなりの英語力が必要
キッチンハンド = キッチンでの調理経験が必要

そのどちらもなければ、英語力を問わないディッシュウォッシャー(皿洗い)もしくは日本食屋で働くのがメジャーです。(日本食屋の従業員は日本人が多く、意思疎通が取りやすいため。)

「せっかく海外に来たのだから、ここでしかできないことをしたい!」と思っていた私ですが。

渡豪して3ヶ月。英語力はまだまだ低く、今までにキッチンで働いた経験もなかったので、ディッシュウォッシャーもしくは日本食屋以外で働ける望みは限りなく薄いのが現実でした。

”コーヒーの街” でできることを考えてみた

日本ではあまり知られていないですが、実は ”コーヒーの街” と呼ばれるメルボルン。

あのスターバックスでさえも進出が難しいといわれるほどに独自のコーヒー文化が根付き、街を歩けばオリジナルのカフェをあちこちに見つけることができます。

そんな街で思いついたこととは、カフェでコーヒーを作ること!

このコーヒー文化から、知識や作り方を学べる学校がメルボルンには複数あり(学校にもよりますが)学費も割とリーズナブル。

単純に興味深いと思ったことと、”海外に来たからこそできること” に辿り着ける確率が上がるならば通う価値はありそうなので、語学学校卒業後に1ヶ月だけ通うことにしました。

学校はCBDの語学学校(UIT(Universal Institute of Technology))のバリスタコース。

知識は十分に学べても、実際にコーヒーを作る時間はあまり設けられていないことが多いのが現実ですが、この学校の良い点はとにかく実践の時間が多いこと。

UITはそもそも語学学校ですが、校内には小さなカフェ(簡素なものですが)が併設されており、平日の午前中はバリスタコースが授業で使用し、休み時間や午後には語学学校の生徒向けにオープンしてコーヒーを格安で販売します。

バリスタコースの生徒はこの時間にコーヒーをたくさん作ることになるので、知識とともに作り方も存分に学べるという仕組み。

日本ではコーヒーを飲むことすらあまり無かった私ですが、ここで知識と作り方を一から学習しました。

もちろんたった1ヶ月で質の高いバリスタになれたわけではないですが、すべてを英語で学んだおかげで気付けば語学力も少し向上。

そして、渡豪してから4ヶ月。CBDのカフェで遂に仕事に辿り着きました!

正直、運の良さが9割でしたが、まぁ運も実力の内ということで。

仕事探し(job-hunting)について

基本的に、仕事探しには2つの方法があります。

1つ目は、部屋探しと同様に「掲示板(Webサイト)」を利用すること。

掲載中の求人情報から気になるものに応募して、相手に興味を持ってもらえたら電話なりメッセージ(SMS)なりで面接についての連絡が来ます。

2つ目は、レジュメ(履歴書)を持参して、直接お店に出向くこと。

これは海外では割と普通に行われているリクルート方法なので、何事も郷に入らば郷に従え!ということで、雰囲気の良さそうな店で店員さんにレジュメを手渡しながら街中を歩き回ってみたところ。

皆、口を揃えて「後日連絡します。」と言うのですが、実際に連絡が来るのは1割にも満たないのが現実。

それでも、私が7ヶ月間で働いた2ヶ所のカフェはどちらもレジュメを手渡しした場所だったので、街を歩き回って仕事を見つけることは十分可能!

Webサイトで大々的に求人を出していなくても、人材を必要としている店は意外とあるのです。

仕事を得るために日本人が知るべきこと

言葉が流暢でない上に考え方や文化も違うので、海外で働くことは容易ではありません。

上手くいかなかったことは星の数ほどありましたが、それでもどれもこれも価値ある経験と思えることができたから不思議なもの。

大人になるにつれて新しいことに出会う機会は減りますが、久しぶりに未知の世界に飛び込み、刺激を得たことが大きかったように思います。

海外で仕事探しをする際に、私たち日本人がまず知っておくべきことは「経験が物を言う世界」であること。

同じ職種に就いていた経験がないと、応募すらさせてもらえないことが多々あります。

それは「研修期間は非効率な時間と捉え、即戦力になる人材を好むから」で、人を育てることを重視する日本の感覚とはまったくもって異なります。

経験があると仕事を見つけやすいですが、無いからといって完全にチャンスがないわけではありません。根気よく探せばいつかチャンスは訪れるはずです。

そして、チャンスが訪れたら「自分を売り込むこと」がとても重要!

これも日本人が知っておくべきことで、日本では美徳に映る謙虚さは、海外では自信が無くて頼りない印象に映ってしまいます。

必要以上に盛り過ぎて実力が伴わないと後で痛い目に合いますが、少し大袈裟に自分をアピールするくらいがちょうどいい!ことを忘れずに仕事探しをすることが大切です。

Conclusion

ワーホリを終えての結論:
海外は経験が物を言う世界であることを忘れずに。
謙虚さは不要!面接では自分を売り込むこと(アピール)が重要です。







-ワーホリ in オーストラリア

   2019/12/08  

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