ヨルダン周遊ルート
① アンマン(Amman)
↓ ツアーバス
② ワディ・ムサ(Wadi Musa)
【世界遺産】ペトラ遺跡
↓ ツアーバス
③ 死海(Dead sea)
【Check!】浮遊体験
↓ ツアーバス
① アンマン(Amman)
↓ 飛行機
ドバイ(Dubai) #61
正月休みを利用して、クリスマス後〜年末にヨルダンを訪れ、大晦日〜年始をドバイで過ごすツアーに参加。
メインで訪れたかったのはペトラ遺跡と死海なので、ドバイはおまけ程度に考えていましたが、大晦日から元旦にかけて桁外れに豪華なカウントダウンに遭遇できて結果的には大満足!
ヨルダンについて
首都:アンマン(Amman)
時差:-7時間
-6時間(サマータイム時)
面積:約8.9万㎢ < 日本(約37万㎢)
人口:約1億100万人 < 日本(約1.2億人)
言語:アラビア語
通貨:ヨルダン・ディナール(JOD)
お国柄を表す!ヨルダンの国旗
初代イラク国王が考案したといわれている。
赤は聖者マホメットを、黒、白、緑はイスラムのそれぞれの王朝を表すとされ、白い7つの光を放つ星(七稜星)は、コーランの第1節の第7行への敬意を示すものといわれている。
出典:世界の国境
ヨルダン(アンマン)のベストシーズンは?
Best!:5〜10月
Good:3〜11月
今回の旅(2013年12月)= オフシーズン(冬)
<ざっくりと言えば...>
砂漠地帯なので乾燥しており、気温も低くてそこそこ寒い!日中はアウターが不要なほど気温が上がることもありますが、朝晩はかなり冷え込むので寒暖差に注意が必要です。
<12月のアンマン>
平均最高気温:13℃
平均最低気温:5℃
降水量:約50mm
<12月の東京>
平均最高気温:12℃
平均最低気温:4℃
降水量:約40mm
【移動】成田 → アンマン → ワディ・ムサ
成田(Narita)
↓ エミレーツ航空(12時間)
ドバイ(Dubai)
ドバイ国際空港(DXB)
↓ エミレーツ航空(3.5時間)
アンマン(Amman)
クィーン・アリア国際空港(AMM)
↓ ツアーバス 経路はMapで↓
ワディ・ムサ(Wadi Musa)
ペトラ遺跡(Petra)
【世界遺産】ペトラ遺跡
名称:ペトラ
登録年:1985年
種別:文化遺産
ピンク色の赤砂岩を削って作られたペトラは、陽の当たり具合によって色合いが変化することから ”バラ色の古代都市” と呼ばれます。
紀元前1世紀頃、ベドウィン(アラブの遊牧民)であるナバテア人がこの地に住み着き、やがてナバテア王国が築かれてその首都となったペトラ。最盛期には3万人を超える人々が暮らしていました。
立地条件の良さからスパイス交易によって繁栄し、106年にローマ帝国に併合された後も繁栄は続きましたが、4世紀に発生した大地震の被害や交易ルートの変化によって衰退が始まり、やがて放棄されたものと考えられています。
1989年に公開された映画「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」の撮影地として使用されたことで、一躍有名な観光地となり、2007年には新・世界七不思議(Seven Wonders of the World)にも選出されたペトラ遺跡。
wonderには「感嘆・驚異・奇観・奇跡」などの意味合いがあります。
日本語にすると途端に不思議を意味する「?」なニュアンスになりますが、実際は ”賞賛に値する見るべきもの” が正しい解釈です。
また、 ”世界で1番入場料が高い観光地” としても知られていますが、約2,000年の歴史を持つロマン溢れる遺跡は、入場料に相応した見応えがあります。
ちなみに2番目に高いのは、ユニークなモアイ像で有名なイースター島の「ラパ・ヌイ国立公園」です。
施設情報
時間/ 料金:↑クリック>Services
シーク
入口からエル・ハズネへと続く「シーク」と呼ばれる峡谷は、岩山が自然に割れてできたもので約3〜4mの狭い道が約1km続いています。舗装されたこの区間は馬車での移動も可能です。
また、岩の両側にはナバテア王国時代に既に築かれていたとされる水路が見られ、当時の治水システムは精密でかなり高度な技術を持ち合わせていたと考えられています。
砂漠地帯と聞くと水とは無縁に思えるかもしれませんが、周辺に緑がないため、それほど多くはない降水量であっても鉄砲水となって谷底のペトラに流れ落ちることから、洪水を防ぐためのインフラが発達していたのです。
エル・ハズネ(宝物殿)
まるで演出されているかのようにシークの隙間からドラマチックに現れるのは、ペトラのハイライトであるエル・ハズネ。
紀元前〜1世紀初めに作られた霊廟であり、葬儀のために使用されていたものと考えられています。
その正面には、約30 m(幅)× 約45 m(高さ)の精巧な彫刻が施されており、この頃のペトラはローマ帝国の支配下にあったことから、ギリシャ・ローマ風のデザインをしています。
ちなみにギリシャ語で「ペトラ=崖」を意味し、その言葉の通り、切り立った崖の岩肌を削るように作られていることがわかります。
また、「国王がエル・ハズネの頂上の壺に宝物を隠した」というベドウィンの間に伝わる伝説から ”宝物殿” と呼ばれており、インディージョーンズの撮影地として選ばれたことにも納得です。
エル・ハズネ周辺には、カラフルな織物をまとったお洒落なラクダがたくさんおり、有料ではありますが、ラクダに乗ってベドウィン気分を味わいながら散策することもできます。
エル・ハズネ周辺に並ぶ土産物店で目を引くサンドボトルは、色付けした砂をボトルに流し込むアート。
砂が豊富なこの土地ならではのもので、甲子園の砂を持ち帰るようにペトラの砂をお洒落な方法で持ち帰ることができます。
ただし、雑に扱うと砂が混ざってしまうので取り扱いには要注意。帰国時にはスーツケースではなく手荷物にすることをおすすめします。
円形劇場
王家の墓
エド・ディル
ペトラの最も高い場所にあるエド・ディルは、修道院として使用されてきた場所。
2世紀初めに、エル・ハズネをモデルに作られたとされており、正面には、約46 m(幅)× 約48 m(高さ)の彫刻が施されています。
エル・ハズネからは3km以上離れており、約800段の石段を登る結構なトレッキングになるので歩きやすい靴がマスト。渓谷なので日陰はそれなりにありますが、季節によっては暑さ対策も必要です。
今回は冬だったので暑さに問題はなかったものの、石段登りの最後の方は疲労困ぱいでした。
さらに高台にある展望台は、エド・ディルとペトラ渓谷を眼下に一望できる見晴らし抜群のスポット。疲れも吹き飛ぶほどに素晴らしい景色が広がっているので、ぜひ訪れることをおすすめします。
360°ストリートビュー:ペトラ遺跡
シーク
エル・ハズネ
エド・ディル
【移動】ワディ・ムサ → 死海
ワディ・ムサ(Wadi Musa)
ペトラ遺跡(Petra)
↓ ツアーバス
死海(Dead sea)
Movenpick Dead Sea(宿泊先)
NOTE
・死海沿岸のリゾートホテルにはプライベートビーチがあり、宿泊者は自由に浮遊体験が可能。
死海のベストシーズンは?
Best!:10〜11月、3〜4月
Good:10〜5月
今回の旅は(2013年12月)= オンシーズン!
<ざっくりと言えば...>
年間を通して温暖なので、冬でも少し肌寒い程度。死海の水温は高く、陸地よりもむしろ水中の方が温かいので、浮遊体験には問題ありません。(気候はエンボケック(イスラエル側の死海リゾート)を参考に)
<12月の死海>
平均最高気温:22℃
平均最低気温:13℃
降水量:約10mm
<12月の東京>
平均最高気温:12℃
平均最低気温:4℃
降水量:約40mm
死海
海抜:−430m
塩分濃度:約30%(海水は約3%)
死海とは ”世界で最も低い場所" に位置する塩湖であり、名前に海と付きますが、海ではありません。
その名前は「塩分濃度が高く、魚類などの生物が生息できない」ことに由来し、海水の約10倍もある塩分濃度が浮力を高めるため、泳げない人でも簡単に浮くことができる湖なのです。
死海はヨルダンとイスラエルの2ヶ国間にまたがっており、イスラエル側のエン・ボケック(Ein Bokek)と呼ばれる地域が死海を楽しめるリゾート地として有名です。
いざ、浮遊体験!
宿泊したホテルのプライベートビーチであるモーベンピックビーチ(Movenpick Beach)で浮遊体験。
いざ、死海に入水。
私はそこそこ泳げるので「浮遊」の感覚がそもそもあるのか疑問でしたが。
浮きました!とっても浮きました!
ある程度の深さまで進むと、あら不思議!足を離せば自然と体が浮いてしまうのです。
足を浮かせて体を起こすのは、海やプールではかなり難しいはずですが、この体勢でも楽に浮けます。
ちなみに、「泳ぐ」ではなく「浸かる」が死海での正しい浮遊体験。
不思議な感覚についテンションが上がりますが、塩分濃度が高いので目や傷口に海水が入ると激痛です。顔はつけずに、また、傷口がある場合はしっかりと塞いでおくように気をつけましょう。
死海でのお約束 ”新聞を読んでみる”
言わずと知れた死海でのお約束といえば、水面に浮きながら新聞を読むこと。
浮力が高く、上半身を楽に起こせるのでもちろん可能ですが、この日は風で水面が波立っていたので体勢を保つのが少し難しく、新聞は水浸しになりました。
風がない穏やかな日には、こんな風に優雅に楽しめるはず。
死海の楽しみ ”天然泥パック”
もうひとつの楽しみ方は、天然の泥パック。
塩分をたっぷり含んだ泥が採れ、美容のみならず関節痛などの治療効果もあるので、保養目的で死海に訪れる人も多いそう。
ちなみに、ボディスクラブで有名な「SABON」はイスラエル発のブランド。本社はイスラエルにあり、商品はどれも死海の塩を使用しています。
SABONの商品は値が張りますが、死海の泥はもちろん無料なので、惜しみなく全身に塗りたくっての泥パック。
ただし、塩が多く含まれているため、最後はシャワーでしっかり洗い流さないと肌がヒリヒリしてくるので要注意です。
360°ストリートビュー:死海(エンボケック)
旅に出るならこちらもチェック!快適な旅を実現しませんか?