【ジャイプール/ピンクシティ】象に乗ってマハラジャ気分!?色鮮やかで美しいアンベール王国の古都_#72

 

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ジャイプールのベストシーズンは?

ベストシーズン:10月〜2月 
オンシーズン :9月〜2月 

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今回の旅(2010年8月)= オフシーズン(雨季)

<ざっくりと言えば...>
湿度が高くて蒸し暑い!

スコールが多い時期なのでバケツをひっくり返したような雨が降り、その間は雨宿り一択。それに加えての酷暑なので、観光におすすめできる時期ではありません。

<8月のジャイプール>
  平均最高気温:32℃
  平均最低気温:24℃
  降水量:約230mm

<8月の東京>
  平均最高気温:31℃
  平均最低気温:23℃
  降水量:約155mm

ジャイプール

赤砂岩の城壁に囲まれていることから、別名は ”ピンクシティ”

インド最大面積を持つラージャスターン州の州都で、かつて存在したアンベール王国の古都でもあります。

MEMO

アンベール王国とは?
→12〜20世紀半ばに存在したヒンドゥー王国。のちに誕生してインド広域に勢力を延ばしたムガル帝国とは同盟関係。

NOTE
・❺は今回訪れなかったジャイプールの見どころ

①【世界遺産】ジャンタル・マンタル

ざっくり知識

世界遺産 -World Heritage-

正式名称:ジャイプールにあるジャンタール・マンタール
登録年 :2010年
遺産種別:文化遺産

いつ?:18世紀
誰が?:アンベール王国国王「ジャイ・シング2世」


ジャンタル・マンタルとは、天文台

優秀な科学者・天文学者として知られたジャイ・シング2世は、インド北部(5ヶ所)にジャンタル・マンタルを建設しました。

中でもジャイプールの施設が最大規模で、観測技術も当時としてはかなり正確なものであったとされています。

ラグ・サムラート・ヤントラ

サムラート・ヤントラ(天文台最大の日時計)の小型版で、太陽の動きとともに変わる影を観測して時間を測る装置。

ラーシ・ヴァラヤ・ヤントラ

各星座に向かって全12体が設置され、インド占星術に利用する観測機。

自分の星座の前で写真を撮るのが、ここでのお決まりです。

施設情報

Webサイト/ジャンタル・マンタル(英語)

時間/ 料金:↑クリック>Essential Information

  360°ストリートビュー:ジャンタル・マンタル

②ハワー・マハル

ざっくり知識

いつ?:18世紀末
誰が?:アンベール王国国王「プラタープ・シング」


ハワーとは「風」を意味し、別名 ”風の宮殿”

ピンクシティの名に相応しい赤砂岩の宮殿で、道路に面する外壁には953個もの窓が設けられています。

これらはかつて宮殿に住んでいた女性達のためのもの。彼らは人から見られることを禁じられていたため、この窓を通して外の世界を眺めていたそう。

施設情報

Webサイト/ハワー・マハル(英語)

時間/ 料金:↑クリック>Essential Information

  360°ストリートビュー:ハワー・マハル

③シティ・パレス

ざっくり知識

いつ?:18世紀
誰が?:アンベール王国国王「ジャイ・シング2世」


シティ・パレスは、ジャイプールのラージャの宮殿。

MEMO

ラージャとは?
→貴族を意味し、中でも強力な権力を持つラージャはマハーラージャと呼ばれる。

ジャンタル・マンタルを建設したジャイ・シング2世は、アンベール王国の首都をアンベールからジャイプールへ遷した人物でもあり、マハーラージャの肩書きもを持っていたとされています。

チャンドラ・マハル(主殿)

チャンドラとは「インドの月の神」を意味し、別名 ”月の宮殿”

パレスの主殿として現在も使用されており、末裔のラージャとその家族が生活しています。

ピタム・ニワス・チョウク(中庭)

チャンドラ・マハルの正面に広がる中庭には、色とりどりに装飾された4つの扉があります。

中でも最も豪華な装飾が施されているのが ”クジャクの扉”

クジャクの扉

ジャスミン降臨。アラブの国ではないですが、まるでアラジンの世界観!

観光客が絶えず訪れるパレスでは今もラージャが生活しているため、白装束+赤いターバン姿の衛兵が警備をしています。

うろつく衛兵を発見!でも、あまり警備している雰囲気ではなさそう。

ちなみに「一緒に写真撮る?」と勧誘してきますが、その後にはしっかりチップを徴収されます。

施設情報

Webサイト/シティ・パレス(英語)

時間/ 料金:↑クリック>Essential Information

  360°ストリートビュー:シティ・パレス

④【世界遺産】アンベール城

ざっくり知識

世界遺産 -World Heritage-

正式名称:ラージャスターンの丘陵要塞群
登録年 :2013年
遺産種別:文化遺産

いつ?:16世紀
誰が?:アンベール王国国王「マーン・シング」


ジャイプールに遷都する前、アンベール王国の首都は赤砂岩の城壁に囲まれた都市「アンベール」にあり、その丘の上に建てられた宮殿。

宮殿へ続く坂道は、2人乗りの象タクシー(所要時間 約30分)で移動可能。

かつては城主など身分の高い者のみに乗ることが許されていましたが、現在は観光客に開放しておりマハーラージャ気分を味わえます。

”想像の斜め上をゆく” インド人の発想

城壁に登り、象タクシーに乗る観光客を熱心に撮影するインド人。

もちろん知り合いではありませんが、なぜか写真を撮ってくれるのでとりあえずスマイル!

この撮影の理由は観光を終えてアンベール城を去る時に知ることになるのですが、それは ”想像の斜め上をゆく” 衝撃の展開でした。

観光客やら地元民やらでごった返す出口付近で、突然話しかけてきたインド人の手に握られていたのは、象に乗ってカメラに笑顔を向ける自分の写真。

なんと!観光していた小一時間に写真を現像して、出口で販売していたのです。

遊園地でよく見かける商法ですが、こちらは完全なるマンパワー。スピーディーな仕事と人混みの中を見つけ出すその執念にもう脱帽。

インドの物価からすれば限りなく高値ですが、写真の品質も悪くなく、ここで自分が買わなければ処分以外に道はないと思うと、私も人の子。つい購入してしまったではないですか。

奇想天外!これが本当にインドの面白いところ。

ガネーシャ門
ディーワーニー・カース(貴賓謁見殿)
勝利の間(鏡の間)

施設情報

Webサイト/アンベール城(英語)

時間:↑クリック>Timings
料金:↑クリック>Pricing Info for Amer Fort
乗象料:↑クリック>Essential Information About Amer Fort>Amer fort elephant safari

  360°ストリートビュー:アンベール城

インドの伝統

サリー

サリーとは、細長い布のこと。

言わずと知れたインドの民族衣装ですが、隣国ネパールやスリランカでも着用されています。

トップス(タイトなTシャツ)とペチコート(薄いスカート)を下に着用したら、あとは ”1枚のサリー” を器用に折り畳みながら腰に巻き、上半身に布を垂らしてドレスのように着こなします。

パーティや冠婚葬祭ではシルクなど光沢のある素材が、普段着としては蒸し暑いインドでも風通しの良いコットン素材が好まれるそう。

ブロックプリント

手彫りの木版を使用して、直接布にインクを押し付ける染色技術。

ひとつひとつ職人の手でプリントされるハンドメイドなので、機械では再現できない ”味” を感じられます。

ジャイプールは特に工芸品が有名な街。

ブロックプリントに関しては、近郊のサンガネール村(Sanganer)バグルー村(Bagru)が多くの工房を構える有名な生産地です。

ガネーシャ

インド神話上の商売と学問の神様

「頭は象、体は人間」とユニークな風貌ですが、幸運を呼び、障害を取り除くご利益があるとされているため、商人に絶大な人気を誇ります。

ちなみにガネーシャは、最高神シヴァ(破壊神)の息子。

しかしながら、ちょっとした勘違いから偉大なシヴァに無礼を働き、またシヴァも自分の息子とは知らずに、ガネーシャの頭を切り落として投げ捨ててしまったとか。

実の息子と知ったシヴァは慌てて頭を探しに出ましたが、見つからなかった代わりに象の頭を持ち帰ったという、シュールな背景がガネーシャの頭が不自然に象である理由です。

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-インド

   2021/09/27  

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