【アグラ】インドを代表する世界遺産「タージ・マハル」は”世界で最も美しい墓”_#92

 

【世界遺産】タージ・マハル

世界遺産情報

名称:タージ・マハル
登録:1983年
種別:文化遺産
URL:世界遺産リスト

東西の各ゲートから敷地に入ると赤砂岩の大楼門があり、灯りのないその門をくぐると正面に姿を現すタージ・マハル。

真っ暗な背景に浮かび上がるタージ・マハルはまるで絵画のようで、異世界に入り込むような不思議な感覚に陥ります。

タージ・マハルは、1631年に若くして亡くなった妻「ムムターズ・マハル」のために、ムガル帝国第5代皇帝「シャー・ジャハーン」が約20年の歳月と財を尽くして建設した墓廟。

煌びやかな宮殿のように見えますが、 ”世界で最も美しい墓” と称されるようにタージ・マハルは墓廟なのです。

大楼門からモスクに向けて水路が引かれ、整然とした庭園の緑と青い空が白大理石のタージ・マハルの白さをより一層引き立たせます。そして、完璧なまでにシンメトリー(左右対称)な設計もまた大きな特徴。

大楼門と水路

タージ・マハルは2007年の新・世界七不思議(Seven Wonders of the World)のひとつにも選出されており、まさに世界中の旅行者が一度は訪れてみたいと願うスポットなのです。

墓廟(タージ・マハル)

大楼門をくぐり抜けて水路脇を進み、いざ近付くとその巨大さに圧倒されてしまうタージ・マハル。

内部には、ムムターズ・マハルとシャー・ジャハーンの墓石が隣り合わせに並び、息を呑むほどに煌びやかな装飾が施されているのですが、内部は撮影禁止。

また、内部見学には別途入場料が発生します。エリアチケット(墓廟以外への入場料)と併せて入口で購入できますが、墓廟近くにもチケット売り場はあるので敷地に入ってからの購入も可能です。

宝石を散りばめた見事な装飾

墓廟の至るところに見られるのは、植物の蔓、葉、花や幾何学図形などのアラベスク(イスラム建築で用いるアラビア模様)の装飾。

これらはペイントではなく、ダイヤモンド・ターコイズ・サファイア・アメジスト・翡翠・珊瑚・真珠貝など、世界中から取り寄せた宝石を散りばめており、白大理石に映える上品な彩り。

外壁にいくつも見られるこの色鮮やかな花の装飾は、特に墓廟内部には所狭しと施されており、息を呑むほどに煌びやか。撮影禁止であることが妬ましい限りです。

タージ・マハルの建設に当たっては、世界中から腕の良い建築家や工芸家などの職人が集められ、彼らには高い報酬が支払われていたそうです。

建設費用は明確ではないものの、国の財政を逼迫させるほどだったと伝えられています。そもそも王妃の墓廟を建設すること自体が極めて異例である上にこれほど莫大な費用を投じたことを考えると、シャー・ジャハーンの妻への想いはただならぬものであったことを感じずにはいられません。

東の集会場と西のモスク

墓廟を挟んで東西には、タージ・マハルにも見られるアラベスクの装飾を施した赤砂岩の建物がシンメトリーに置かれています。

東側が集会場、西側がモスクとされており、外観は同じですがそれぞれの目的に応じて内装は異なります。

ちなみにタージ・マハルは金曜日が休館日。世界中から観光客が集まる人気スポットとしては珍しいですが、これはイスラム教の礼拝のためで、西側のモスクはイスラム教徒のために日中の数時間のみ解放されるそうです。

集会場
モスク

大混雑!でも撮影スポットは至るところに

サンライズとともにオープンするタージ・マハル。

宿泊先は西ゲートから徒歩数分だったので、混雑を避けるために早起きして7時半頃に訪れたのですが、既に多くの人で溢れ返っていました。

アムリトサルのワガ国境でも同じことを思いましたが、一体、町のどこからこれだけ多くの人が現れるのかというほど、朝の8時前とは思えない光景。

特に、タージ・マハルを正面から捉えられる庭園中央の広場はこの人だかり。みなさん、写真撮影に必死です。

何事も正面から捉えたくなるのが人の性ですが、時には角度を変えてみるのも悪くありません。

斜めから木の枝葉を入れてみたり。

真横(集会場前)から撮ってみたり。まるで正面から撮影したような雰囲気になるのはシンメトリーな設計ならでは。

人で溢れてはいるものの敷地は広いので、混雑する中央から外れればゆっくりと撮影も楽しめます。

雄大でありながら白大理石の上品さもあり、どこを切り取っても絵になるタージ・マハルは、青い空や庭園の緑にも映えて、撮影しがいのある被写体。

そんなこんなで撮影していたら、もう昼時。4時間以上も滞在しており、他の観光スポットに比べて高めに設定されている入場料の元を取った気分。もはや思い残すことはありません。

インド屈指の世界遺産タージマハル、Done ✔︎

黒大理石のタージ・マハル!?

タージ・マハルの裏手にはヤムナー川が流れており、時折猿が出没します。

実は、シャー・ジャハーンの頭の中には「この川の対岸に ”黒大理石のタージ・マハル” を建設して、2つを橋で結ぶ」という壮大な構想があったと伝えられています。

結局のところ、息子によってアグラ城に幽閉されてしまったため計画は伝説と化し、その場所は現在、タージマハルを対岸に望めるメフターブ・バーグ(Mehtab Bagh)と呼ばれる公園になっています。

対岸のメフターブ・バーグ

タージ・マハルは、デリーの世界遺産フマユーン廟の建築に影響受けたことで知られていますが、これもまた約200km上流のヤムナー川沿いに建設されています。

Infomation

入場料(2025年2月)
  Rs1,100(エリア全体)
  Rs200(墓廟)※オプショナル  

Webサイト/タージ・マハル(英語)

金曜日は休みなので要注意!

タージ・マハルは金曜日が休みだよ。

元々知っていましたが、金曜日にアグラに行くことを知るとこうして親切に教えてくれるのがインド人で、その優しさはやっぱり嬉しいもの。

世界中から観光客が集まる世界遺産としては珍しいですが、タージ・マハルは毎週金曜が休みなので、日帰りで訪れる場合には注意が必要です。

アグラに到着したのは金曜日の午前中。午後にはアグラ城に行くことを考えながらも、まずはタージ・マハルを眺めがてらチャイでも飲むかとルーフトップ・カフェ(Chia Taj View Cafe)へ。

ホステルの屋上にあるカフェからの眺めは素晴らしく、周辺に高い建物が一切ないのでタージ・マハルとともにアグラの町も一望できます。オーナー曰く、サンセットの時間帯もおすすめとのこと。

これぞ、金曜日のタージ・マハルの楽しみ方。

Google Street View タージ・マハル

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   2026/01/01  

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