まず初めに!今回の旅(日本 → クロアチア)について
【プリトヴィッチェ】時間帯や陽の角度で水の色が変わる!?「16の湖と92の滝」で形成される国立公園_#54
【移動】スプリット → ドゥブロヴニク
スプリット(Split)
スプリット バスターミナル
↓ 長距離バス 経路はMapで↓
・会社:Autobusni Kolodvor Zagreb
国境検問所(クロアチア側) ※入国審査
↓ (約20分)
国境検問所(ボスニア側) ※出国審査
↓
ドゥブロヴニク(Dubrovnik)
ドゥブロヴニク バスターミナル
↓ 路線バス
ピレ門 バス停
NOTE
・隣国(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を横切るための出入国審査あり
・ドゥブロヴニクの長距離バスターミナルは街中心部(旧市街)から離れているため、ローカルバスで移動
ドゥブロヴニクのベストシーズンは?
Best!:5〜9月
Good:4〜10月
今回の旅(2015年9月)= ベストシーズン!
<ざっくりと言えば...>
太陽が燦々!気温は高いですが、湿度が低くて空気がカラッとしているので過ごしやすい気候です。
<9月のドゥブロブニク>
平均最高気温:25℃
平均最低気温:19℃
降水量:約80mm
<9月の東京>
平均最高気温:27℃
平均最低気温:20℃
降水量:約210mm
【世界遺産】ドゥブロヴニク
名称:ドゥブロヴニク旧市街
登録年:1979・1994年
種別:文化遺産
コバルトブルーのアドリア海に、オレンジの屋根瓦がよく映えるドゥブロヴニクの街並みは、その美しさから ”アドリア海の真珠” とも呼ばれます。
最大の特徴は、13〜17世紀頃に建設された旧市街をぐるりと囲む分厚い城壁。周囲約2km、高さ約25m、厚さ約5mの城壁の上は歩くことができ、城壁を巡りながらドゥブロヴニクの ”空中散歩” を楽しめます。
ちなみにドゥブロヴニクの街並みは、ジブリ映画「魔女の宅急便」のモデルになったことや、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の撮影地としても知られています。
展望台
ケーブルカー乗り場(旧市街側)
↓ ケーブルカー
ケーブルカー乗り場(展望台側)
時間/ 料金:↑クリック>INFO>Prices & Timetable
ドゥブロヴニクの街は裏手が山になっており、その中腹の展望台(Dubrava Observation Point)は、街並みを一望できる絶景スポット!
海の青や木々の緑、オレンジ屋根のコントラストが絶妙に美しいドゥブロヴニク。その風景を城壁巡りとはまったく違う角度から楽しめるので、ぜひ展望台にも足を運ぶことをおすすめします。
オレンジ屋根が密集しており、建設された城壁によって島のように独立して見えるエリアが旧市街。
城壁
その昔、アドリア海・地中海交易によって繁栄したドゥブロヴニクは、14世紀にハンガリー王国から独立し、都市国家「ラグーサ共和国」として15〜16世紀に最盛期を迎えました。
イタリア半島で最大かつ強力な国家であった「ヴェネツィア共和国」などと覇権を争い、城壁は海外勢力から国家を守るために築かれたもの。
そんな城壁は現在、旧市街やアドリア海を眼下に見ながらぐるりと一周歩ける遊歩道となっており、ドゥブロヴニクに来たら城壁巡りは外せません。
入口は3ヶ所に設置されており、城壁に入ったら「反時計回りに一方通行」がルール。
城壁にはいくつかの要塞(Tvrdava)があり、特に、ボカール要塞(Tvrđava Bokar)は ”ヨーロッパに現存する最古の要塞” として知られています。
城壁への入口はこちら
❶ Vrata od Ploča(プロチェ門)
❸ Vrata od Pila(ピレ門)
⑦ Tvrđava Sveti Ivana(イヴァナ要塞)
施設情報
時間/ 料金:↑クリック>Tickets&Info
門(Vrata)
要塞(Tvrdava)
城壁周辺
城壁内(旧市街)
城壁外
360°ストリートビュー:ドゥブロヴニク
【移動】ドゥブロヴニク → ザグレブ
ドゥブロヴニク(Dubrovnik)
ドゥブロヴニク バス停
↓ シャトルバス
ドゥブロヴニク空港
↓ クロアチア航空(約1時間)
ザグレブ(Zagreb)
ザグレブ国際空港
↓ 徒歩すぐ
空港シャトルバスターミナル
↓ シャトルバス
ザグレブ 長距離バスターミナル
↓ 徒歩すぐ
バスターミナル(Autobusni kol.) ※トラム駅
↓ トラム 経路はMapで↓
イェラチッチ広場(Trg J. Jelačića) ※トラム駅
↓ 徒歩すぐ
Hotel Dubrovnik in Zagreb(宿泊先)
NOTE
・航空券は「Skyscanner」にて予約
・宿泊先は「Booking.com」にて予約
ザグレブのベストシーズンは?
Best!:6〜8月
Good:4〜10月
今回の旅(2015年9月)= オンシーズン!
<ざっくりと言えば...>
夏でも比較的涼しく、朝晩は冷え込み、日によっては日中でも肌寒いこともあるので、9月でもアウターは必要です。
<9月のザグレブ>
平均最高気温:22℃
平均最低気温:10℃
降水量:約85mm
<9月の東京>
平均最高気温:27℃
平均最低気温:20℃
降水量:約210mm
ザグレブを走るトラム(路面電車)
ザグレブには、トラム、バス、ケーブルカーなどの公共交通機関が存在しますが、その多くを運営するのはZET(Zagreb Electric Tram)と呼ばれる会社。
観光スポットは街の中心に集まっているため徒歩で事足りますが、空港行きのシャトルバスや、他の街へ向かう長距離バスが発着するバスターミナル(Autobusni Kolodvor Zagreb)は街の中心から離れた場所にあるため、トラムを利用しての移動が便利です。
トラムの乗車料は基本的に時間制。
有効期限が30、60、90分のチケットがあり、街中のキオスク(kiosk)やZETのオフィスで購入可能。ちなみに、乗車後にドライバーから直接購入もできますがかなり割高です。
時間制のチケットは片道のみ有効なので「時間内に、目的地へ行き、用を済ませて戻ってくる」といった使い方はできません。
また、乗車後にはドア付近にある機械でチケットに時間を打刻します。
監視員が定期的に取り締まりをしており、チケットを所持していないのはもちろん、打刻忘れも無賃乗車とみなされて、罰金を取られるので要注意。
ちなみに、トラムとバスの乗車方法は共通です。
乗車料:↑クリック>Tickets and Fares>Fares
ザグレブ
国際空港があることからクロアチア旅の初めに降り立つであろう首都ザグレブは、国内最大でありながらも割とコンパクトな街。
街の中心にあるイェラチッチ広場の前を東西に横切るイリツァ通り(Ilica)が目抜き通りで、この道を境に、南には ”ビルの並ぶ新市街” が、北には ”中世の街並みが残る旧市街” が広がります。
見どころは旧市街に集中しているかつすべて徒歩圏内なので、街歩きは1日あれば十分です。
イェラチッチ広場
”クロアチアの英雄” として知られるクロアチア総督「ヨシップ・イェラチッチ(Josip Jelačić)」の騎馬像がある広場はザグレブの中心地にあり、夜遅くまで賑わうスポット。
広場前のイリツァ通り(Ilica)には複数の路線が走っており、青色のトラムがひっきりなしに通り抜ける光景を見られます。
イェラチッチは、クロアチアがオーストリアの下にあった時代に生きた人物。
ヨーロッパ各地で起きた「1848年革命」の際に、オーストリア皇帝からクロアチア総督に任命され、また、ハンガリーがオーストリアからの独立を試みた「ハンガリー革命」において、オーストリアに忠誠心を示し、革命の鎮圧に尽力しました。
また、農奴制(領主の支配下にある農奴が、領主から貸与された土地で農業を行い、貢納する義務を負う制度)の廃止を行なったことでも知られます。
ザグレブ大聖堂
左右に高さ約105 mの鐘楼がそびえ、 ”クロアチアで最も高い建造物” として知られるカトリック教会。
度重なる侵略や災害によるダメージを受け、その度に新たな建築様式で再建された過去があります。
12世紀初〜13世紀初 ロマネスク様式で創建
↓
タタール族の侵攻
↓
13世紀後半 ゴシック様式で再建開始
↓
オスマン帝国の侵攻(建築が滞る)
火災での被害
↓
18世紀 バロック様式に改築
↓
地震での被害
↓
19世紀後半〜20世紀初 ネオ・ゴシック様式に改築
聖マルコ教会
屋根に施されたモザイク画がフォトジェニックなカトリック教会。(左:クロアチア・スラヴォニア・ダルマチア王国時代の紋章、右:ザグレブの紋章)
周囲には、国会議事堂や最高裁判所、首相官邸など、クロアチアの主要な機関が建設されています。
また、4〜9月の土日には衛兵交代式が行われており、衛兵たちがザグレブ大聖堂〜聖マルコ教会を行進する姿を目にすることができます。
13世紀 ロマネスク様式で創建
↓
14世紀 ゴシック様式で礼拝堂とアーチを建設
↓
19世紀末 ネオ・ゴシック様式に改築
クロアチアはネクタイの発祥地!
実は、 ”ネクタイの発祥地” として知られるクロアチア。聖マルコ教会には衛兵がいましたが、彼らが首に巻いている ”赤いスカーフ” がネクタイの原型なるものとされています。
ネクタイの起源は17世紀に遡り、ヴェルサイユ宮殿を建設したことで知られるフランス王国 ”最盛期” の国王「ルイ14世(Louis XIV)」が、王国に仕えるクロアチア兵の首元のスカーフに興味を示して側近に尋ねたことがきっかけ。
それに対して、スカーフについて聞かれたとは思わずに勘違いした側近は「クラバット(クロアチア兵)です」と答えたとか。
そのスカーフが今日のネクタイの形状へと変化したため、フランスでは現在もネクタイのことをクラバット(Cravate)と呼ぶそうです。
ザグレブにはネクタイ専門店が複数ありますが、品質の高い一流ブランド「CROATA(クロアタ)」と、デイリー使いしやすいカジュアルブランド「KRAVATA(クラバット)」が特に有名。
街歩きの途中で、お洒落な ”クラバット” を購入してはいかがでしょうか?
360°ストリートビュー:ザグレブ
イェラチッチ広場
ザグレブ大聖堂
聖マルコ教会
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