【アグラ】北インドを中心に広域に繁栄したイスラム国家「ムガル帝国」最盛期の古都_#91

 

【移動】アムリトサル → デリー → アグラ

アムリトサル(Amritsar)
 Malhotra Guest House(宿泊先)

  ↓  Uber(約10分/R200)

 7:20発
 アムリトサル駅(ASR)

  ↓  列車(9時間)
     ・運賃:Rs1,250(2Aクラス)

デリー(Delhi)
 16:20着
 ニューデリー駅(NDLS)

  ↓  徒歩(数分)

 S B Inn Paharganj(宿泊先)※2泊

  ↓  徒歩(数分)

 6:55発
 ニューデリー駅(NDLS)

  ↓  列車(2.5時間)  Map参照↓
     ・運賃:Rs575(CCクラス)

アグラ(Agra)
 9:25着
 アグラ・カント駅(AGC)

  ↓  Uber(約10分/R150)

 Shyam Palace(宿泊先)


NOTE
・列車は「旅行代理店」にて予約
・宿泊先は「Booking.com」にて予約

ウッタル・プラデーシュ州(Uttar Pradesh)に位置するアグラは、ムガル帝国の最盛期に首都が置かれていたことから歴史ある建造物が残るインドの古都。

その最盛期に建設されたものといえば世界遺産タージ・マハルで、また、デリーからは列車で2〜3時間と日帰り観光も可能な距離にあるため、海外からの観光客がこぞって訪れる人気の観光都市です。

そんなアグラにはメトロが走っていますが、観光スポット近くには止まらないので使い勝手は良くありません。かといって地元の人も利用するわけではないので、恐ろしく静まり返るメトロ駅。アグラでの観光は、Uberでタクシーやトゥクトゥクを利用するのがベストです。

アグラの気候は?

気候の詳細をチェック

<今回の旅(2025年2月)時点では...>
朝晩は肌寒いのでジャケットが必要ですが、日中は気温が上がり暖かくなる日も。寒すぎず暑すぎず観光には良い時期。

<2月のアグラ>
  平均最高気温:25℃
  平均最低気温:12℃
  降水量:約10mm

<2月の東京>
  平均最高気温:10℃
  平均最低気温:4℃
  降水量:約65mm

✔︎ アグラの鉄道駅に要注意

アムリトサル行き以来、2度目のニューデリー駅。

もう一度チケットチェックに遭遇したら、騙されたフリでもしようかしらと考えながら向かったものの、こういう時に限って会えないのが世の常。誰にも絡まれることなく、一路アグラへ。

列車でアグラへ向かう際に気を付けたいのは、その降車駅。アグラには複数の駅が存在しますが、Agra Cantt駅(AGC)Agra Fort駅(AF)がタージ・マハルなどの観光スポットがあるエリアに近い駅です。

Tundla Junction駅(TDL)も ”アグラの鉄道駅” としてチケット検索時にヒットしますが、実際はアグラの町から約30kmも離れており、車でも1時間弱かかるのでチケット購入時には注意が必要です。

ムガル帝国について

MEMO

期間:16世紀前半〜19世紀半ば
地域:現在のインド 🇮🇳、パキスタン 🇵🇰、
   バングラデシュ 🇧🇩、アフガニスタン 🇦🇫
首都:デリー、アグラ、ラホール(Lahore)

インドを中心に広域に勢力を延ばしたイスラム国家。

初代皇帝「バーブル」によって建国され、ムガル=モンゴルを意味しており、彼がモンゴル帝国の初代皇帝「チンギス・ハーン」の末裔であることに由来します。

第3代皇帝「アクバル」の治世では、北インド・パキスタン・バングラデシュ・アフガニスタンの領域を支配するようになり、アグラに新都が築かれたのもこの時代。また彼は、インドに土着していたヒンドゥー教との融和にも力を注いだことで知られます。

そこから、第5代皇帝「シャー・ジャハーン」の時代まで続いたムガル帝国の最盛期。彼は愛する妻のためにタージ・マハルを建設し、また、デリーに新しい都を築いてラール・キラー(赤い城)も建設しました。

第6代皇帝「アウラングゼーブ」の治世では、デカン地方(Deccan)やその南にまで勢力を伸ばしてムガル帝国の領土は最大となりますが、ヒンドゥー教との融和を重んじずにイスラム教を優遇したことからヒンドゥー教徒の反発を受け、帝国は急速に勢力を失います。

ヒンドゥー教は他宗教に対して比較的寛容であったことで知られており、イスラム教との共存を許したことで生まれたのは、ヒンドゥー文化にイスラム文化の要素を取り入れたインド・イスラム文化。特に、ムガル帝国時代に大きく発展しました。

第2代皇帝「フマユーン」のために王妃が建築したフマユーン廟を始め、その建築に影響を受けたタージ・マハルなどもヒンドゥー様式を取り入れたイスラム建築とされています。

【世界遺産】アグラ城

世界遺産情報

名称:アーグラ城塞
登録:1983年
種別:文化遺産
URL:世界遺産リスト

16世紀、アグラに新都を築いたムガル帝国第3代皇帝「アクバル」によって建設された要塞で、赤砂岩が多用されていることから ”赤い城” とも呼ばれます。

ただし、一般的にインドで赤い城といえばデリーの世界遺産ラール・キラーを指し、ヒンディー語ではラール・キラー(Lal Qila)=赤い城を意味します。

ムガル帝国以前に北インドを支配したローディー朝の首都はアグラにあり、現在のアグラ城の場所には既に要塞が築かれていたため、アクバルは首都をデリーからアグラに移す際にそれを改修して使用しました。

ジャハーンギール宮殿
一般謁見の間(Diwan-i-Am)

父を閉じ込めた ”囚われの塔”

アグラ城の一角に佇むムサンマン・ブルジュと呼ばれる8角柱形の塔。

タージ・マハルを建設したムガル帝国第5代皇帝「シャー・ジャハーン」が、息子である第6代皇帝「アウラングゼーブ」によって7年間幽閉された場所であることから ”囚われの塔” とも呼ばれます。

事の発端は、重病となったシャー・ジャハーンが、溺愛していた長男を後継者に指名したこと。

これに納得しなかった兄弟間で争いが勃発し、最終的に勝利した三男のアウラングゼーブが皇帝となり、実の父を塔に幽閉して首都デリーへと去ってしまいました。

ただ、幽閉された部屋からはタージ・マハルを望めたことがせめてもの救いで、シャー・ジャハーンは亡くなるまでの晩年を愛する妻が眠るタージ・マハルを眺めながら過ごしたそう。

それを知ると、ヤムナー河の向こうに小さく見えるタージ・マハルはさらに印象的。周囲には緑が広がり、建設当初と大きく変わらないであろうこの風景を彼も見ていたのかと思うと、ロマンさえ感じてしまいます。

Infomation

入場料(2025年2月)
  Rs650(土〜木)/Rs600(金)

 ※金曜は ASI&ADA fees(Rs50)が割引
  ・ASI(Archaeological Survey of India)
   =インド考古調査局
  ・ADA(Agra Development Authority)
   =アグラ開発局

Webサイト/アグラ城(英語)

Google Street View アグラ城

イティマード・ウッダウラ廟(Baby Taj)

ムガル帝国第4代皇帝「ジャハーンギール」の王妃「ヌール・ジャハーン」が、父であるムガル帝国の宰相「ミールザー・ギヤース・ベグ」のために建設した墓廟。

イティマード・ウッダウラ(I'timād-ud-Daulah)とは、死後に与えられた称号です。

シンメトリー(左右対称)に設計された白大理石のモスク、整然とした庭園、モスクの裏手を流れるヤムナー河など、タージ・マハルとの共通点が多く、地元の人々からは ”Baby Taj” と呼ばれています。ただ、完成したのは1628年で、タージ・マハルを模倣したわけではなく、むしろ先に建設されています。

逆に異なる点はモスクの装飾。タージ・マハルは眩しいほどに真っ白ですが、Baby Tajの外壁は落ち着いた黄色を基調として、全面に装飾が施されています。

モスク内部にも全面に装飾が施されており、ラピスラズリ、オニキス、トパーズなどの宝石が散りばめられています。特にラピスラズリの青を用いて空を表現したような天井の装飾は美しい限り。

Baby Tajの不思議なところは、異なるデザインや色彩を多用してごちゃごちゃとした印象を受けながらも、なぜかそれはそれで素敵に見えるところ。

見応えはあるのですが知名度が低く、タージ・マハルに比べると観光客も圧倒的に少ないので、ゆっくりと静かに見て回ることができる穴場スポットです。

Infomation

入場料(2025年2月)
  Rs310(cash)  

Webサイト/イティマード・ウッダウラ廟(英語)

Google Street View イティマード・ウッダウラ廟

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   2026/01/01  

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