
まず初めに!今回の旅(日本 → インド)について
【ルート紹介】1ヶ月半でインドを巡る!”人が多くてウザい!なのになぜか心惹かれる国”を女子ひとり旅_#88
インド旅に欠かせない鉄道
1853年に路線が開通して以来、インド全土を網目のように走る鉄道はもはや旅に欠かせない交通手段。
飛行機に比べるともちろん時間はかかりますが、運賃の安さ、列車の本数、駅が市街地にあり移動も楽なので、特に鉄道が発達している北インドでは大いに利用価値があります。
A/C(エアコン)付きの座席クラスを選べば、車内も割と快適。また、チケット購入時に食事のオーダーができたり、車内にはチャイやスナックなどの売り子もやってくるので、長距離移動で空腹に耐える心配も無用です。
チケットは駅の窓口で直接購入することもできますが、今やインドでも効率的なオンライン購入が主流。IRCTCでのチケット購入方法をご紹介します!
※ IRCTC=Indian Railway Catering and Tourism Corporation
IRCTCで購入シュミレーション
アカウント作成
① IRCTC(公式サイト)にアクセスして、REGISTERをクリック

② 赤枠を入力してSubmitをクリック → アカウントを作成
ixigo(アプリ)経由でチケットを購入する場合にもIRCTCのアカウントは必要です


参考:
International/NRI users with ISD code other than 91 have to pay Registration fees after successful registration i.e. on first login. Please note that the Registration fee for International/NRI users is Rs. 100 + GST.
= ISDコード(国際電話の国番号)が91以外の国際/NRIユーザーは、登録完了後、初回ログイン時に登録料を支払う必要があります。国際/NRIユーザーの登録料は100ルピー+GSTです。
Mobile(電話番号)について:
・番号は最初の0を外して入力
・Submitをクリックした後、本人確認のためのOTP(ワンタイムパスワード)がSMS送信されますが、インドSIM(+91)を使用していないと届かない可能性があります(SMSには届かなくてもWhatsApp(アプリ)には届くので、事前のインストールをおすすめします)
チケット検索・購入
③ TRAINSの画面から、赤枠(出発地、目的地、出発日)を入力してSearchをクリック

④ 列車情報を確認

例(赤枠の列車情報)
列車名 :VANDE BHARAT EXP
列車番号 :20172
発車時刻 :14:40
発車駅 :H NIZAMUDOIN
乗車時間 :1時間36分
到着時刻 :16:16
到着駅 :AGRA CANTT
座席クラス:AC Chair car(CC)/Exec. Chair car(EC)
Train Scheduleをクリックすると、列車の全走行区間を確認可能

⑤ 座席クラスを選択すると残数と金額が表示されるので、Book Nowをクリック → 指示に従い入力してチケットを購入
例:残数(AVAILABLE)=642、金額=₹650

座席クラスについて
列車は大きく分けて座席車、寝台車の2種類。
寝台車と言えば夜間に走るイメージですが、広大な国土を持つインドでは2〜3日かけて始発〜終点までを走るような寝台車も多く、例えばその途中区間のみに乗車する場合は、日中の4〜5時間の移動であっても寝台車に乗ることになります。
列車には複数の座席クラスがあり、クラスによって運賃はもちろん快適さも異なります。また、車内の治安の良し悪しも変わるので、観光客の多くが利用する中級以上のクラスを選ぶことをおすすめします。
座席車(Chair Car)
| Class | A/C | Seat | Fare | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| EC(Executive Chair Car) | あり | 指定 | 高 | 4席/列 |
| CC(Chair Car) | あり | 指定 | 5席/列 | |
| 2S(2nd Seating) | なし | 自由 | 安 |
CCクラスがおすすめ!
多少年季の入った新幹線といった感じですが十分快適

寝台車(Sleeper Car)
| Class | A/C | Seat | Fare | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1A(First Class) | あり | 指定 | 高 | 個室 |
| 2A(2 Tier Sleeper) | あり | 指定 | ||
| 3A(3 Tier Sleeper) | あり | 指定 | ||
| SL(3 Tier Sleeper) | なし | 指定 | 安 |
※ Tier=層なので「2 Tier=2段ベッド」を意味します
2Aクラスがおすすめ!
ベッドの寝心地は悪くなく、十分快適
2Aの座席にはUpper(上段)、Lower(下段)があり、階段不要のLowerの方が快適な気がしますが、ゆっくりと横になりたければUpperを選択するのがベター。
その理由は、Lowerのベッドは2名分の座席にもなるので、「まだ横になりたくないUpperの人を座らせてあげる」という暗黙の了解が存在するため。ベッドに横になるのは自由ですが、その端にUpperの人が座り続けていても許容する心がLowerには必要です。
ちなみに、3Aは2AにMiddle(中段)が追加される以外はほぼ同じ。物理的に空間が狭くなりますが、ベッドの寝心地は変わらないので、2Aがなければ3Aを選んでも快適に過ごせるはず。


WLとは?
WL(Waitlist)とは、キャンセル待ちのこと。
例:WL15=キャンセル待ち15名

インドの鉄道では、キャンセル待ちの場合にも通常の方法でチケットを購入して、まずは料金を支払います。
その後に順位が繰り上がれば、Confirmed(確定チケット)として乗車でき、繰り上がらなければ自動キャンセルとなり、事務手数料を引いた差額が支払ったカードなどに返金される仕組み。
WLのステータスは次の順序で確認可能で、チケットのキャンセルも同じ画面から行えます。
ログイン>TOP>My Account>My Transactions>Booked Ticket History
例:WLチケット

Booking Status=予約時の状況
Current Status=現在の状況
既にチケットをキャンセルしているので ”CAN” と表示されていますが、キャンセル待ちの状態であれば ”WL6” ”WL1” などと表示されます
例:Confirmed(CNF)チケット

確定チケットになると、車両(Coach)や座席(Berth)が表示されます
TATKALとは?
TATKAL(タトカル)とは、直前購入チケットのこと。ヒンディー語では ”immediately(すぐに)” のような意味になるそう。
全チケットの内、一定数が直前まで売り出さずにキープされており、以下時刻にTATKAL(緊急チケット)として販売されます。ただ、運賃はGeneral(一般チケット)よりも高く設定されていて返金も不可。
・A/Cありクラス:前日の10:00〜
・A/Cなしクラス:前日の11:00〜
例:金額=₹925(Generalチケットならば ₹650)

WLに見込みがなければ、TATKALに最後の望みをかけてみましょう。十数枚程度なので争奪戦ですが、販売前からスタンバイして時間ちょうどにアクセスすれば、意外と購入できます。私はこの方法で目当てのチケットをゲットしました。
外国人枠とは?
インド人は購入不可であるForeign Tourist(外国人枠チケット)も少数ですが販売されています。
TOP>TRAINS>Foreign Tourist Booking より検索可能ですが、運賃は通常よりも高く設定されているので、まずはGeneral(一般チケット)で検索して空席がなければ外国人枠で検索してみるのがおすすめ。
例:金額=₹885(Generalチケットならば ₹650)

キャンセルについて
TATKAL(緊急チケット)は返金不可ですが、その他はキャンセル可能。
購入直後からキャンセル料は発生し「出発時刻から換算した以下3つの時間帯」や「座席クラス」によって金額は変わります。(詳細はこちらから確認可能)
・購入後〜48時間前まで
・48〜12時間前まで
・12〜4時間前まで
※4時間を過ぎると返金不可
キャンセル料を引いた差額は支払ったカードなどに3〜4日で返金されます。
48時間前までのキャンセル料は数百ルピー程度なので、とりあえず購入しておき、都合が悪くなってキャンセルされることも多々あるようで、一見、希望の無さそうな順位のWLでも結果的に繰り上がって乗車できるなんてことも割と起こります。
ixigo(アプリ)は使いやすくておすすめ!
ixigoと呼ばれるアプリでも、IRCTCと同様にチケットの購入が可能。(その場合もIRCTCのアカウント登録は必須です)
IRCTCも慣れてしまえばそこまで使い勝手は悪くないですが、ixigoはビジュアル的に分かりやすくて使いやすいアプリ。チケットを購入しなくても、列車の運行状況(Runnning Status)、車両や座席の位置(Coach & Seat)を確認できるのでインストールしておくと何かと便利です。
インドの列車はとにかく長く、20両編成はザラ。大きなターミナル駅では5分程停車しますが、それ以外の駅では1〜2分で発車してしまうので、車両の位置を事前に把握してさっと列車に乗り込むことは意外と重要なのです。
世界一!インドの人口を甘く見るべからず
中国を抜き、今や世界一の人口を誇るインド。そして、鉄道のチケット購入時にはその人口の多さを実感させられる瞬間があります。
数日後のチケットを検索してみると、既にWLで結構な人数がキャンセル待ちをしてることも珍しくなく、思った以上にキャンセルがなくてWLのステータスが全然動かないなんてこともしばしば。
A/C付きで日中に発着する列車などは快適なので、やはり人気があります。特に女子ひとり旅では、なんでも良いからとりあえず購入するというわけにもいかず、また、長期旅行ならばチケットが取れるまで待つこともできますが、手持ち無沙汰で同じ町に滞在するのも避けたいのが正直なところ。
チケットは出来る限り早めに購入してしまうことをおすすめします。キャンセル料はさほど高くないので、どうしても都合が付かなければキャンセルするような形にした方が効率的な旅を実現できます。
【おまけ】列車の乗車方法
最初はシステムがよくわからず、戸惑うであろう列車の乗車方法をさくっと確認しておきましょう。

鉄道駅に改札なるものはありません!
駅入口
① セキュリティチェックを受ける
駅構内
② プラットフォームを電光掲示板で確認(Google Mapsやixigoでも確認可)
プラットフォーム
③ 列車番号と車両番号を電光掲示板で確認(ixigoでも確認可)
④ 列車到着後、車体の車両番号を確認して乗車
車内
⑤ 座席番号を見つけて座る
⑥ 発車後しばらくして、車掌が座席チェックに来る
座席チェック時にチケットの提示などは求められません。チケット購入時に入力した名前や国籍などを元に適切な人が座っているかをチェックしてるようなので、正しい座席に座っていればチェックは一瞬で終わります。
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