【ヘルシンキ】トラムに乗って観光スポットの教会巡り!マーケットに寄って新鮮な魚介も堪能_#84

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フィンランドについて

首都:ヘルシンキ(Helsinki)

時差:-7時間
   -6時間(サマータイム時)

面積:約33.8万㎢ < 日本(約37万㎢)
人口:約551万人 < 日本(約1.2億人)

言語:フィンランド語、スウェーデン語

通貨:ユーロ(€)

為替レートをチェック

お国柄を表す!フィンランドの国旗

青は湖と空を、白は雪を、十字はこの国が北欧の一員であることを表している。

公式の時には十字にライオンの紋章を入れる。

出典:世界の国旗

ヘルシンキのベストシーズンは?

Best!:6〜8月 
Good:5〜9月 

気候の詳細をチェック

今回の旅(2024年8月)= ベストシーズン

<ざっくりと言えば...>
日本の春秋のような涼しさ。気温が上がった日の昼間はTシャツ1枚でも過ごせますが、朝晩はかなり冷え込むこともあるので、上着は必須です。

<8月のヘルシンキ>
  平均最高気温:19℃
  平均最低気温:11℃
  降水量:約55mm

<8月の東京>
  平均最高気温:31℃
  平均最低気温:23℃
  降水量:約155mm

【移動】成田 → ヘルシンキ

成田(Narita)

  ↓  フィンエアー(13時間)

ヘルシンキ(Helsinki)
 ヴァンター国際空港(HEL)

  ↓  列車(約40分)
 
 ヘルシンキ中央駅

  ↓  トラム(約15分)

 UNITY Helsinki(宿泊先)


NOTE
・航空券は「Skyscanner」にて予約
・宿泊先は「Booking.com」にて予約

ヘルシンキ

”世界幸福度ランキング” の上位常連国として知られるフィンランドの首都。

トラムがひっきりなしに通り抜け、多くの人々が集まる街ですが、広場や公園も多く、道幅も広いので混み合った印象はあまり受けません。また、見どころは割とコンパクトにまとまっており、ヘルシンキは1〜2日で十分に楽しめるので、郊外にも足を伸ばしてみるのがおすすめ。

そして物価が高い!北欧の中では比較的に低い方ですが、それでも日本と比べればかなり高く、レストランやカフェなどの飲食店では、その高さを特に実感させられます。

ヘルシンキの交通事情

観光においてメインとなる交通機関は、電車、トラム、地下鉄、市バス、フェリーで、HSL(ヘルシンキ地域交通局)が運営しており、チケットは共通です。

そのため、交通機関による運賃の違いはありませんが、地域ごとにA〜Dにゾーン分けされており、移動するゾーンによって運賃が変わります。

券売機

チケットの種類は、券売機やオンラインで購入する「シングルチケット(90分)」「デイチケット(1〜13日)」「ヘルシンキ・カード」があります。(ヘルシンキ・カードは、デイチケットにプラスして、観光バスや船などの割引、博物館や美術館などが入場無料となり、券売機では購入不可)

11路線あるトラムはヘルシンキ中央駅を起点に四方八方に伸び、数分に1本ペースで走っているため観光には何かと便利。「デイチケット」があれば気軽に利用できて使い勝手も良いので、滞在日数に合わせて購入するのがおすすめ。

また、HSLのアプリではルート検索やゾーン確認、チケット購入ができるので、事前にインストールしておくと何かと便利です。

HSL

HSL

Helsingin seudun liikenne無料posted withアプリーチ

Webサイト/HSL(英語)

運賃:↑クリック>Tickets and fares
路線図:↑クリック>Travelling>Tips for travel>Planning your journey>Route maps and station maps

ヘルシンキ中央駅

ヴァンター国際空港から電車に乗ると「Helsinki(ヘルシンキ中央駅)」が終点で、ここはまさにヘルシンキの中心。

地下鉄やトラムの複数路線もこの場所に発着しますが、駅名は「Rautatientori(ラウタティエントリ)」と呼ばれており、Helsinkiではありません。

ロッカー(ヘルシンキ中央駅)

ヘルシンキ中央駅の地下にはロッカーがあり、数も割と多いので、ホテルが遠い場合などはとりあえずここに預けて観光してしまうのも効率的。

ちなみに、ヴァンター国際空港にあるのはロッカーではなく荷物預かり所「Excess Baggage Company」で、到着ロビーから空港直結の電車駅「Lentoasema(レントアセマ)」に向かう途中にあります。

MEMO

ヘルシンキ中央駅のロッカー(Luggage lockers)について:
 https://www.vr.fi/en/railway-stations-and-routes/helsinki

ヴァンター国際空港の荷物預かり所について:
 https://www.left-baggage.co.uk/en

教会、礼拝堂

キリスト教について

イエス・キリストによって創始されたキリスト教。後にローマ帝国の国教となりましたが、ローマ帝国が東西に分裂したことで教会も東西に分かれ、やがて別々の教義を持つようになり、1054年には東方教会西方教会に分裂しました。

東方教会は現在の正教会として知られ、西方教会においてはルターの宗教改革(1517年)によってカトリックからプロテスタントが分裂しました。

キリスト教の三大宗派
 ・東方教会(正教会)
 ・西方教会(カトリック)
 ・西方教会(プロテスタント)

カトリックとプロテスタントの違いには、以下のようなものがあります。

カトリックでは教会トップのローマ教皇を特別に扱いますが、プロテスタントでは「人間は皆同等」と考えます。イエスの母マリアについても考え方は同じなので、マリア像があればカトリック、なければプロテスタントと判断できます。

他にも、カトリックでは聖職者を「神父」や「司祭」と呼び、プロテスタントでは「牧師」と呼ぶ、カトリックでは日曜日に「ミサ」を行い、プロテスタントでは「礼拝」を行うなどがあります。

ヘルシンキ大聖堂

プロテスタント教会(ルーテル派)

少し燻んだグリーンのドームが特徴的な大聖堂は、ヘルシンキのランドマーク。

芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「最後の晩餐」でもお馴染みのイエス・キリストの弟子(12使徒)の像が屋根部分に装飾されており、これらの像は世界最大級であることでも知られています。

ドイツの建築家「カール・エンゲル」による設計の下、1850年代に建設されたもので、彼は大聖堂前の元老院広場や周辺の建造物も設計しており、統一されたデザインの景観が広がります。

ウスペンスキー大聖堂

正教会(ロシア正教)

赤レンガとてっぺんに乗せた金色の玉ねぎが、いかにもロシアな大聖堂。

ロシアの建築家「アレクセイ・ゴルノスターエフ」による設計の下、1860年代に建設されたもので、12〜18世紀頃までの長きに渡りスウェーデンの支配下にあったフィンランドですが、1917年に独立するまでの約100年はロシア帝国の支配下にあり、その時代に建てられました。

正教会には、十二大祭と呼ばれる祭日があり、その内のひとつに生神女就寝祭と呼ばれるものがあり、生神女(しょうしんじょ)=イエス・キリストを産んだ聖母マリアを、就寝=永眠を意味します。

ウスペンスキー大聖堂はその祭日を記憶するためのもので、生神女就寝大聖堂とも呼ばれます。

テンペリアウキオ教会

プロテスタント教会(ルーテル派)

フィンランドの建築家「スオマライネン」兄弟による設計の下、1969年に建設された教会。

岩をくり抜いて作られていることから ”岩の教会(Rock Church)” と呼ばれており、自然に溶け込み、教会であることが外観からはわからない斬新なデザインが特徴。

室内は、上部にはめ込まれたガラスから自然光が差し込み、岩盤が内壁としてむき出しで残されていることから音響効果に優れるため、コンサートホールとしても利用されています。

カンピ礼拝堂

日本伝統工芸「曲げわっぱ」のように、曲げたもみの木を重ねて作られた礼拝堂。

2012年にヘルシンキが「世界デザイン首都」に選出されたことをきっかけに建設されたもので、宗教を問わず、誰もが静寂のひと時を過ごせるようにと作られたため、ミサなどは一切行われません。

”静寂の礼拝堂” とも呼ばれており、ヘルシンキ中心部の喧騒の中にありながらも室内はそれが嘘のような静けさ。もみの木と天井から差し込む自然光の温かみも相まって、自然に包まれているような穏やかな時間が流れる空間です。

マーケットなど

オールド・マーケットホール

1889年のオープン以来、130年以上の歴史があり、魚、肉、野菜などの生鮮食品、カフェや雑貨などの厳選された20店舗以上が並び、年間を通して楽しめる屋内マーケット。

スオメンリンナ行きのフェリーが発着する港沿いにあり、冬以外はベリーやキノコ、軽食屋台が並ぶ青空マーケットKauppatori(マーケット広場)も近くで開かれて賑わいを見せるエリア。

マーケット広場

新鮮な魚介を販売する「E. Eriksson(イー・エーリクソン)」で見つけたのは、ルイスレイパ(ライ麦パン)にサーモンやエビなどをたっぷりのせたオープンサンド。

店内にイートインスペースがあり、購入してそのまま食べることができるので、サーモンのオープンサンドを注文。鮮やかなオレンジ色で弾力のある美味しいサーモンでした。

ハカニエミ・マーケットホール

トラム駅「Hakaniemen(ハカニエミ)」の目の前にあり、1914年にオープンした100年以上の歴史を持つ屋内マーケット。

1Fには魚、肉などの生鮮食品や飲食店が、2Fには北欧の伝統工芸や雑貨が並び、2階建てでオールド・マーケットホールよりも広めです。

ベーカリー「Marja Nätti(マルヤ・ナッティ)」で、ここでもオープンサンドを注文。少し酸味のあるルイスレイパ(ライ麦パン)に、たっぷりのエビタルタルとキャビアがよくマッチする一品。

完全にオープンサンドの虜になりました。現地の新鮮な魚介を少量から楽しめるのも嬉しいところで、小腹も満たせるオープンサンド、おすすめです。

マリメッコ(本社)

シンプルでモダンな北欧デザインは数年前に日本でブームになって以来、生活雑貨などに取り入れられるデザインとして定着しましたが、そんな北欧デザインと聞いて思い浮かぶものといえばマリメッコではないでしょうか。

”小さなマリーのドレス” を意味するMarimekko(マリメッコ)は、フィンランドを代表するライフスタイルブランド。

大柄なポピーの花をデザインしたUnikko(ウニッコ)柄が特に有名で、ファッションのみならず、インテリア用品や食器などの生活雑貨も展開しています。

ヘルシンキ中心部から列車で約10分の郊外にマリメッコの本社があり、併設されるアウトレット店では型落ちの洋服や食器、布地などが割引価格で販売されています。

マリメッコのショップはヘルシンキ中心部にも複数あり、最新、定番アイテムはそこで購入できるので、アウトレット店は「手頃価格でマリメッコ商品を手にしたい」「布地を購入して洋服や小物を作りたい」などといった方におすすめ。

アウトレット店の隣にある社員食堂Maritori(マリトリ)は一般客に解放されており、ビュッフェ形式のランチを楽しめます。ただのコーヒーもお洒落に見えてしまう空間。

移動方法

 Rautatientori(地下鉄駅)

  ↓  地下鉄(約10分)

 Herttoniemi(地下鉄駅)

  ↓  徒歩(約10分)

 マリメッコ(ヘルットニエミアウトレット店)

  360°ストリートビュー:ヘルシンキ


ヘルシンキ大聖堂


テンペリアウキオ教会

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